村上ショージからレイザーラモンHGへ。

 本日は、あの大作の前夜祭。ストーリーはともかく、あれを大画面で鑑賞するのを楽しみにしていたので、これを観に行くのは先週の早い段階で決めていたのですが、ふと調べてみると、押さえておきたかった作品が今週いっぱいで終了、という情報がある。で、あれこれスケジュールを考慮した結果、本日もともとのお目当てのついでにハシゴしてくることにした次第。……今月、こんな感じで観る本数がすごい多くなってしまったわけですが。

 ここに来て天気予報がにわかに芳しくなくなったので、出かける時間帯はまだ曇り空でしたが、大事をとって電車にて移動。

 向かったのは有楽町。2本目に観る作品の感想用写真を先に撮ってから、最初の目的地であるTOHOシネマズ日劇へ。鑑賞したのは、大ヒットSFアクション映画の第3作トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン(3D・字幕)』(Paramount Japan配給)。木曜日の16時スタート、という微妙な時間割ながら、楽しみにしていた人は多いようで、そこそこの人の入りでした。

 出来映えのほうは、まあストーリーは正直アレなんですが、3D映像の迫力はかなりのもの。想像していたとおり、トランスフォーマーたちが急激に変化する姿、空中での戦闘、ビルを攻撃するくだりは劇場、それも日劇最大のスクリーン1で鑑賞すると大迫力です。もともと『パイレーツ〜』同様にアトラクションとして愉しむつもりだったので、基本的に不満はありません。ええ。点数をつけろ、と言われると辛くなりますけど。

 時間がギリギリなので、エンドロールに入ったらすぐにでも席を立とうかと当初は思っていましたが、習慣で最後まで見届けて、それから早足で次の劇場へ。有楽町駅を挟んで反対側に位置するビックカメラの8階にある角川シネマ有楽町です。昨年あたまぐらいまではシネカノン有楽町1丁目が入っていたものの、親会社の倒産で閉館、今年に入って角川シネプレックスの系列館としてリニューアルしたのです。今回がリニューアル後初訪問。かつては7階にあったチケットカウンターが劇場入口と同じ8階に移り、内装がちょっと小綺麗になったくらいで、場内の構成などはシネカノンのときと同じでした……そんなに広くないから当然ですが。

 作品は、『コントロール』が絶賛されたアントン・コービン監督最新作、ジョージ・クルーニーが引き際を意識しはじめた暗殺者に扮し、イタリアの郊外で静かな戦いを繰り広げるラスト・ターゲット』(角川映画配給)

 さっきの騒々しさは何だったんだ、と思うくらいに、直前に観たものと対照的すぎる内容。オーソドックスながらもまとまったストーリーを、カメラワークと音を抑えた落ち着きのある演出で、異様なまでの緊迫感のあるサスペンスに仕立てています。映画を見慣れた人ほど、このサスペンスの表現には唸らされるはず。いつになく寡黙なジョージ・クルーニーの、しかし細やかな感情が伝わってくる演技や、イタリアの美しい風景も印象的。いいなあ、こういうの大好き。

 劇場を出てみると、予報が的中し、しとしとと雨が降っている。……今週、どうも日曜日までこんな感じらしい。移動する回数が多いので、出来る限り自転車を使いたいんですが……しょーがないか。

 なお、小見出しの意味についてはあえて説明しません。推測して脱力してください。

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