体調不良につき、自宅蟄居。

 もう治ったものかと思っていたのですが、昨晩になってふたたび、強烈な胃のもたれに襲われてしまいました。すっかりつかえていた作業を早く進めて、今日はどーしても映画鑑賞に行くつもりだったのに、胃の痛みをこらえるのに気力を消耗して、頭が回らない。こうなったら吐いた方がまし、と思っても出て来ず、どうやら落ち着いたところで、もはや眠る以外に何をする気力も残っていませんでした。

 朝、起きてみてもまだ胃の調子が良くない。いちおう朝食を摂るだけ摂ったものの、出かける気力などなく、ふたたび横になって休養。夕方にはようやく少し落ち着いてきましたが、遠出するには時間が遅すぎたので、けっきょく今日は映画鑑賞はなし

 ……ということにするには気持ちが固まりすぎて落ち着かず、いつも見ていたテレビ番組が休んでいるのを幸いと、未鑑賞のDVDを1枚、消化してしまいました。

『ワン・チャイ』シリーズのツイ・ハーク脚本&製作、ジェット・リー主演による近未来アクション。極秘の計画のために感覚を奪われ強靱な肉体を与えられた男が、警官である友人を救うために立ち上がる、という香港版ヒーロー・アクション。

 題材はいいし、場面の発想やアクションの趣向は悪くないですし、如何にも香港らしい雑なプロットもジェット・リーの愛嬌でうまくカバーしているのですが、どーも演出のテンポが全般に良くない。音響もいささか軽く、折角の派手なアクションの重量感が損なわれてます。全体としては嫌いではないんですが、どーも勿体ない出来でした。いや、それでも今日感想をアップした『ドラゴンファイター』よりは遥かに面白いんですけど。

 これを書いている現在、更に落ち着いてきたので、明日こそ映画館まで観に行くつもりです。次は大きな節目ゆえ、観る作品は絞ってあるのです。

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