1日挟んで、またぞろ映画鑑賞です。今年に入ってからの封切り作品でも、なかなか回収できないものが幾つかあるんですが、先日の『インターステラー』だけでなく、去年からの心残りがまだ解消し切れていない――年が明けてひと月以上経ったのにまだ上映しているのがけっこう凄い話なんですが、むしろだからこそ今まで行くタイミングを失っていたところもあり。
しかし、観るならこの劇場のこのスクリーンで、と思っていたものが、さすがに本日で終了の時期を迎えている。ならば今日行くしかない、と封切り作品を無視して。そちらを押さえるべくTOHOシネマズ日本橋へ。……一昨日、『恐怖の報酬』を観るついでに買ってあったんですが、さすがにハラハラしてましたよ昨日は。雪が積もってたら、交通に大幅な影響が出るくらいだったらどうしようか、と思って。幸い、予報ほどには降らず、私の行動圏内では路面の凍結もなく、いつも通りに自転車で移動できましたけど。
鑑賞したのはディズニー最新作、日本とアメリカをブレンドしたような架空都市を舞台に、兄を亡くした少年と、兄が遺したロボットが繰り広げる大冒険を描いた『ベイマックス(3D・吹替・TCX・ATMOS)』(Walt Disney Studios Japan配給)。何せ1月の興収があの『妖怪ウォッチ』を制したほどの話題作なので、上映自体はまだ続くんですが、日本橋の目玉であるDOLBY ATMOSでの上映は本日で終了になるので、これで観たいがために駆けつけました。
宣伝では心の交流とか感動とかを訴えてましたが、しかし噂に聞こえていた通り、筋金入りのマーヴェル映画でした。いわばディズニーの皮を被ったマーヴェル映画。描写は漫画チックになってますが、ストーリー構成のパーツはヒーロー誕生譚の王道を踏まえてます。王道を踏まえたら、ここの作り方で弱いはずがない。日本“風”のヴィジュアルも特徴を生み出していて、実に楽しい仕上がりでした。
しかし個人的には、本篇前に上映された短篇だけでも足を運んだ甲斐があった、と思いました。『愛犬とごちそう』と題されたこの作品、犬の食事の内容自体には大いに問題があって、その点で批判の声が出ているようですが、しかしペットの食事という観点から飼い主との関係の変化、というドラマを組み立てていて、ストーリー構成は完璧と言っていい。実は3DCGなのに、それを意識させない映像、という意味でも、『ベイマックス』とは違う興味を惹きます。
最近、ディズニーの映画は併映短篇の出来が良くて、個人的にはこれをまとめてくれないかしら、と思ってます。アカデミー賞にも輝いた『紙ひこうき』とか、ソフトで手許に置きたいんですけど、単品だとさすがに無駄があるし。……それとも出てたりするのか? あとで調べてみるか……。
明日も映画鑑賞に出かける予定ですが、明日も封切りになるかどうか解りません。後回しにした作品が多すぎるので、むしろ“ついでに足す用事”を基準に、観に行く劇場から作品を絞り込んでいるよーな状況なのです。
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