本日は、抽選販売で当選した『青鬼 THE ANIMATION』(Asmik Ace配給)初日舞台挨拶つき上映を鑑賞するため、昨晩と同じTOHOシネマズ新宿へ出かけました。お昼スタートなので、時間的にも余裕がありますから、久しぶりに自転車にて移動……前に利用したルートだと、距離的にも時間的にも短縮できたんですが、しかし坂が長すぎて非常にしんどかった。そういや前回も、しんどすぎて途中で足が止まったんだった……。
イベント前にまずは本篇。ちなみにこの作品、RPGツクールで作成されたフリーのホラーゲームをもとに展開しているプロジェクトの一環なのですが、私は原作に触れたことはありません。興味を惹かれたのは、脚本を我孫子武丸氏が担当していたからです。原作はどうあれ、この方が担当しているなら、ある程度のクオリティは実現している、と信用できる。念のために、昨年放送されていたテレビシリーズをdアニメストアにて鑑賞して予習しましたが……これはよけいだった気がします。どう見ても方向性が違う。
肝心の映画本篇ですが、けっこう面白かった。それこそ我孫子氏が手懸けた『かまいたちの夜』を思い出させる謎解きの趣向と、グロテスクで大胆な描写。ホラー映画に慣れきった者としては、恐怖の描写は正直ぬるめでしたが、対象年齢を考慮し全年齢での上映を目指した以上は仕方のないところでしょう。むしろ惨劇が始まったあたりの描写でよく全年齢指定が許されたと思う――あんまり洗練されているとは言い難い3Dの作画が却って奏功しているのかも。60分と短めの尺ですが、かなり実の詰まった好篇でした。
上映後に舞台挨拶がスタート。真鍋晃司役の逢坂良太、村上章一郎役の水島大宙、小中翔役の森嶋秀太、波多野美冬役の日笠陽子に、濱村敏郎監督の5人が登壇されました。
本篇上映後のイベントゆえ、かなりネタを割っているので、詳細はちょっと書きにくい。ただ、実写のホラー映画がそうであるように、録音のときも和気藹々としていたことが窺えるトークでした。しかも録音に用いたスタジオがいわゆる“出る”と噂されるスタジオだそうで、スケジュールの都合により別録りとなった逢坂・日笠両氏はそれらしき体験もしたとか。その話ちょっと詳しく聞かせろ、と内心拳を握りしめておりましたが、話の流れでそんなに深く掘り下げてはくれなかった……残念。、こす。 ひととおりトークが進んだところで、プレゼント大会。登壇者が会場の観客とジャンケンをして、最後まで勝ち残ったひとにプレゼント、というお馴染みの趣向です。入場者プレゼントでもあるクリアファイルに来場キャストがサインしたものをそれぞれ1枚ずつに、登壇者全員のサインが入ったポスターが景品です。
当たりました。
年に幾つか舞台挨拶などのイベントつきで鑑賞して、ときどきこういうジャンケン大会が催されますが、当たったのはたぶんこれが初めてです。先行したクリアファイルの抽選では観客同士の決勝があったのに、私は監督相手でものの見事にひとり生き残りを果たしてしまった。欲しくないわけではないけど絶対勝てないだろ、と無欲で臨んでいただけに、嬉しいより先に、「いいのかこれ本当にこれいいのか?!」という動揺が先に立ってました……。
運を使い果たしてしまった気がするので、帰り道は極限まで慎重を期して走ってきました。何事もなくて良かった……。
コメント