皆本の今回の任務は、狼に変化する能力を備えた初音と、動物と意識を交換する能力を駆使する明というコンビを、特務エスパー採用試験に合格させること。職務中も食欲に囚われてしまう初音の欠点を克服し、実務に耐えるように皆本は懸命の訓練を続けるが、ザ・チルドレンの三人組はすっかり二人にかかりきりになってしまった皆本にふて腐れはじめた。が、そこで皆本が提案したのは、自分が指揮する明＆初音コンビとザ・チルドレンとの模擬戦であった……
……あれ？ こんなガタガタだったっけ……？ 原作では好きなエピソードだったのに、なんか細部が子供向けに調整された結果なのか、全体が不自然になってます。演出もいちいち拙いし。追跡中の明と皆本とのやり取りに同じ動画を使っているあたりは面白かったのですが、細かな心情のトレースや間の取り方がとにかく雑。別に子供向けだからって、間の取り方までてきとーにしていいというわけではあるまいに。
あともうひとつ気に懸かったのが、明の声が幼すぎること。14歳でも声変わりしていない可能性はありますが、あの体格とキャラクターだともう少し太くて良かったような。……まあ、観ているうちに慣れたのでそんなには問題なかったわけですが。
話が微妙でも、キャラクターは完成されているし絵の質は保っているので、何だかんだで観るのは愉しいのです。でもなー。でもなー。
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