読了報告

 想像以上に参考になりました。内容の構成がしっかりしていて、単純にウイルスというものの原理を知る役にも立ちます。ただ、ネットで調べてみるとかなりいい加減な認識や記述があるようですし、そのシンプルな理解故に解り易くなっている、という面もあるらしい。しかし色々と自分のなかで土台を作る役には立ちましたので、資料としては大変参考になりました。

 ただ、そのままで放っておくと問題がありそうなので、もうちょっと正確な“ダーウィン進化論”について触れる必要がありそうです。同じ早川書房で刊行されているリチャード・ドーキンスの『盲目の時計職人』が有用そうなのですが……い、いまはちときついな。

コメント

  1. カクレクマノミ より:

    >しかし色々と自分のなかで土台を作る役には立ちましたので、

    えーっと、中原・佐川で土台を作ってしまうのは非常に問題があると思います。例えていうなら、栄養学の基礎をあるある大辞典で勉強してしまうぐらいに。
    「盲目の時計職人」がきつければ、もっと軽めの入門書、たとえば長谷川眞理子「進化とはなんだろうか」あたりはどうでしょうか?

  2. tuckf より:

    誤解されているようですが、土台になったというのは進化論絡みの点ではなく、そもそも資料として読む動機になっていたほうの話です。そちらで必要だったのは“ウイルス進化論”という言葉とその内容自体であり、そこから派生する発想などなのです。進化論として云々の部分にはクエスチョンマークをつけてますので……というか、だからこそあとに「正確な“ダーウィン進化論”について触れる必要がある」と書いたのですが。
    『盲目の時計職人』がきつい、と書いたのも、基本的に“買って読む”人間であるがゆえで、予算面での問題に過ぎません。教えていただいた書籍はジュニア新書ですので、資料として読むにはたぶん物足りません。
    お気遣いいただいて恐縮ですが、そういうわけでご心配には及びません。

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