レンタルDVD鑑賞日記その203。

 とうとう、大成龍祭で観逃した作品を、借りて鑑賞するという暴挙に出ました。そこまで行ったら大成龍祭採用作品以外も観たらいいじゃない! という気が自分でしますが、まあそれは追々。

 初期作品では面白い、という評判を聞いていましたが、確かにこれは、ロー・ウェイ監督がすっかり嫌いになっている私でもけっこう愉しめる出来映え。やり過ぎのきらいはあるものの、ひたすら意外な展開を志したストーリーはなかなか惹きつけられますし、撮り方は稚拙ですが、戦っている当人の視点に擬して、拳や刃が迫ってくる様子を捉えるカメラワークにはちょっと感心しました――どっちもやり過ぎだし、相変わらずジャッキーである必然性のない作りには疑問を覚えるものの、その辺を承知していれば間違いなく上出来の部類。

 あと、少なくとも『拳精』と、ロー・ウェイ監督による最後のジャッキー主演作『醒拳』ぐらいは観ておこうと思ってます。このあとも、都合により拾いもらした大成龍祭上映作品はなるべく押さえるつもり。

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