本日は、2カ月にいちどのお楽しみ、爆笑問題withタイタンシネマライブです。
映画館の営業は認められたとは言え、上映は午後9時での終了、というかたちで配慮は続いている。本来は7時半開演、9時45分終演、が基本のスケジュールですが、ルールに則り開演・終演が1時間早まった。
問題は私の方です。午後の予定が今月辺りから少々時間を食うようになった。早めに入っても、だいぶギリギリになりかねない。色々と相談して、あちこち配慮をお願いし、どうにか余裕を持って出られそうな時間に始めた。
……機械のトラブルで結局いつもと同じくらいまでズレ込みました。
それでも色々すっ飛ばしてもらって、どうにか間に合いそうな時刻に先方を出た。先月から場所が変わっているのですが、駅までのアクセスが極めて良好なのが幸いでした。いい時間にTOHOシネマズ日比谷に着いた。
……まさか、フードの注文待ちで遅れるとは思わなかったよ。
前から直接苦言を呈してもいたのですが、ここはレジごとの列にしているせいで、店員の練度や注文の手間によって、やたらと列の進み具合に差が出る。ほかの映画館のように列をまとめて、空いたレジから埋めていく方法にすれば、従業員個々の拙さや、不測のトラブルにも対応出来るはずなのに、何故か頑なに固有列にしている。なまじ、現金専用レジなんか設置したせいで非効率化してます。ホントに、TOHOシネマズ系列のこの頭の固いマニュアルはいい加減どうにかして欲しい。
そんなわけで、ライブビューイング側のお楽しみである冒頭の映像は観られず。最近は大したネタではないことも多いですが、それでも残念。
しかし芸人はみんな観ることが出来ました。トップバッターはネコニスズ。何故か事務所の後輩・キュウみたいなトーンで入ってましたが意味は解らなかった。イワゲンがいつものトーンに戻してからは面白かった。
お次はダニエルズ。今回もあさひの女装ネタ、ですが物真似もちょっと入ってた。意外でしたが、ちょっとやりすぎて外してた感はある。
3番手は脳みそ夫。昭和のマンガみたいだ、と言われる《ついて内藤》という男のネタ。そもそもこの人のネタは爆笑を取ることはほぼほぼないんですが、今回はスベりすぎていた気がします。さすがに狙いすぎ。
次はまんじゅう大帝国。探偵よろしく「犯人はお前だ」と言いたい竹内のために田中が犯人を演じる、けどなかなか思惑通りに進まない、という漫才。初期の、ふたりしてボケ続けるスタイルから移行しましたが、だいぶ安定感が出てきた。
続いてはシティホテル3号室。いきなり真っ暗ななかで英語のナレーションが入り、ナショナルジオグラフィックみたいな雰囲気。しかし出てきた野生の生き物が異様、という話。この人たちってこんなシュールなネタしてたっけ? という奇妙な世界。しかしネタ自体は悪くないけど、それ以上に川合の扮装の気持ち悪さがインパクト強すぎた。
続いてはひと組目のゲスト、アイデンティティ。例によって例の如く、野沢雅子ネタで、今回はゲームセンターに出没します。あの声に性格の荒い悟空を乗っければだいたいなんでもネタに出来てしまう。もはや名人芸。
ふたたびタイタンメンバーに戻り、次はXXCLUB。なかなか気軽に行けないので、ひとりでプラネタリウム気分を味わわせてくれる、という展開。途中からシチュエーションが不統一になってるんですが、勢いがあるので笑ってしまう。br>
続いては日本エレキテル連合。なぜかジョーカーの扮装で中野おばあちゃんに押し売りをする橋本。扮装はジョーカーなんですが、そこに誰もツッコむことなく、やり取りの異様さだけで引っ張ってしまうのが彼女たちらしい。幕が下りたとき、きっと全観客が心の中で同じツッコミをしていたはず。
爆問以外のタイタンメンバーのトリはウエストランド。すっかりベテランの風格が……と謂いたいところだけど、なんか昔の遊びについての軽薄な発想が引っかかって楽しめませんでした。あの程度の掘り下げで「ちゃんと考えろよ」とツッコむ井口がちゃんちゃら可笑しすぎるんです。昔の遊びはけっこう奥が深いんだぞ。
ふた組目のゲストは初登場の錦鯉。芸風は決して個人的に好みではないんですけど、これが勢いというものなのか、思いのほか笑わされてしまった。切れ者ぶるのをやめ、馬鹿に振り切ったマサノリさんの良さが出たネタでした。
最後のゲストは……ゲストとはもうとうてい呼べないBOOMER&プリンプリン。今回は、既視感の強い裸の大将ネタ。しかし今回、小ネタの挟み方をぜんぶ間違えてた気がします。序盤で連発したあれを寝かせて締めに持ってきたほうが綺麗に収まりません? ていうか、前はそうだった気がするんだが記憶違いか?
そしていよいよ大トリ、爆笑問題です。序盤はどうしても新型コロナウイルス感染症絡みになってしまうのはまだ仕方ない。そこから大坂なおみの件や新垣結衣&星野源の結婚も絡めていく。途中、なぜか太田さんが、田中さんによるガチャピンのモノマネにハマって、意味もなく繰り返すくだりがやけに楽しかった。あとで指摘されたとおり、似てたの最初だけだったけど。
エンディングトークはゲストのアイデンティティと錦鯉を招いて展開。アイデンティティは久しぶりの登場ですが、実は前回も今回も、代打登板だったらしい。前回は片岡鶴太郎がインフルエンザにかかって欠席、今回はサイクロンZの代役だそうな……そういえば少し前、その芸名を検索した覚えがあるんですが、たぶん当初出演者リストに載っていたからでしょう。事務所からいきなり送り出しても問題なし、と思われているあたりも、安定感の為せる技かも知れない……次は代役でなく正式に呼んでもらえますように。
次回は8月27日。もし開催されていれば既にパラリンピックの時期です。こんどこそ、余裕を持って到着できますように……もし私が思惑通りにことを運べれば、たぶんこの頃には午後の用事がなくなってるはずなんだが。
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