実はまだ無料で観られる。

 フリーパスはこの前の日曜日で期限切れとなりましたが、そのあいだも午前十時の映画祭と大成龍祭2011は有料での鑑賞なのでポイントが貯まっている。結果、あと2本は無料で観られるのです。

 週末恒例の封切り鑑賞、本日はTOHOシネマズ西新井へ。作品は、東直己による人気ハードボイルド小説シリーズの2作目を、『相棒』シリーズのスタッフと大泉洋主演で映画化した、探偵はBARにいる』(東映配給)

 正直なところ、最初はそんなに気に留めていなかったのですが、早川書房関係者の熱心なツイートに興味を惹かれ、予習しておこうと読んだ原作に惚れ、これをきっちりと映画化するならきっと面白くなる、しかも北海道が舞台で大泉洋主演、という配役の絶妙さに期待を募らせ、結局公開初日に鑑賞いたしました。

 これはもう、文句なく面白い。事件の概要はほぼ原作通り、しかしうまく整頓していますし、原作にあった中盤の少々過剰な湿度をうまく和らげ、それをクライマックスに凝縮している。大泉洋を中心としたキャラクターの掛け合い、ススキノの雰囲気を濃密にたたえた描写も秀逸で、いつまでも浸っていたいくらい。現時点で、今年公開された映画のベスト5に入れること確実、というくらいにお気に入りです。本気でシリーズ化して欲しいので、気になる方は劇場に観に行ってください。お願い。

 鑑賞後は行きつけの蕎麦屋へ。多忙に加え、行こうと思ったら台風や大雨に見舞われて、1ヶ月ぐらいご無沙汰していたところ、お店の方に「夏バテでもしてたの?」と心配されてしまいました。移動手段が自転車しかないので、食事のためだけにここまで出かけるのはさすがに辛いのです……。

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