今回はカンフーもあるよ。

 本日の映画鑑賞はTOHOシネマズ上野。快晴、ではないけれど雨が降り続けるような予報も出てないので、徒歩にて移動……するつもりだったけど、暑いので電車にしました。透析を1日空けるから、午前中にへばるわけにはいかないのです。
 作品は、もはや3DCGによるアニメキャラの代表格、という趣になってきたミニオンをフィーチャーした最新作、ようやく遭遇した新たなボス・グルーを襲う危機に、ミニオン達が奔走するミニオンズ フィーバー(吹替)』(東宝東和配給)
《怪盗グルー》と銘打った作品は観てないのにミニオンがメインの作品だけ観に行ってるのは、バナナマンの吹替目当てで観た前作が、子供向けであると同時に60年代から70年代カルチャーの引用とパロディに満ちた、大人心をも擽る作りだったから。そこから数年程度の出来事とされる本篇も、予告を観る限り、大人ならではの楽しさが期待出来そうだったから。
 案の定、冒頭から飛ばしてます。オープニングはカンフー映画と《007》のハイブリッドみたいな作りだし、随所に盛り込まれたディスコ・ミュージックやパンタロンといったファッションを細かに採り入れて擽ってくる。展開自体は荒唐無稽ですが、この辺で子供とは違う楽しみ方を提供してくれるので、大人にも退屈がない。
 感心するのは、悪役を描く匙加減の絶妙さ。ちゃんと悪そうに、犯罪を表現しつつも、観ていて“憎めない”という範囲に留めている。そもそも、犯罪者があんな目立つギミック使って、大っぴらに行動していること自体がおかしいので、笑いとして成立しているのです。そこに、師弟関係、仲間との絆といったものが組み込まれていて、感動的な場面もあるからそつがない。
 率直に言えば、前作を超えるほどではない、という印象ではありましたが、ミニオンの愛嬌、魅力を堪能させ、大人も楽しめる、という点では文句なし。
 ……しかし、これの感想をアップするには、宿題として残ってる『ミニオンズ』の感想を仕上げねばならないのであった。公開中には間に合わんな……。

 鑑賞後は、近くの丸亀製麺でテイクアウトを買ってくることに。近づいてみると、テナントビルの外まではみ出る大行列が出来ていて、一瞬「やめとこうかな」という気分になりましたが、丸亀の注文待ちではなく、ビルの上階にある施設に向かうらしい学生の集団が、エレベーターでピストン輸送されるため待機している列だった模様。丸亀自体は空いていた。
 無事に購入してから、あの列なんだったんだ? という疑問が首をもたげたものの、その頃には解消して人気はなく、確認する相手もいなかった。本当になんだったんだあれは。

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