『bananaman live cutie funny』DVDリリース記念トーク&握手会atタワーレコード渋谷店、のついでに映画を1本、in大雪警報発令中。

 爆弾低気圧の影響とかで、先週に続いての大雪警報が発令されるなか、よせばいいのにお出かけして参りました。でも今日は避けようがなかったのです。昨年末の時点で予定が決まっていて、しかもそのついでに映画を1本観よう、とチケットを押さえてしまったのです。行き先は渋谷、今ではしんどいながらも自転車で行くルートを確立させたところですが、積もっていないとはいえ、視界が縮まるほどの降雪の中を漕いでいくほど無謀ではありません。

 遅延があることを想定して、電車利用のわりには早い時間に出かけたのですが、先週と雪質が異なるせいか、この段階ではまだ影響は少なく、スムーズに渋谷に到着。それでも地面を覆い始めたシャーベットに注意して、まずはついでの映画鑑賞のためにTOHOシネマズ渋谷へ。珍しく今月2度目の訪問で鑑賞したのは、ロン・ハワード監督最新作、1970年代のF−1でしのぎを削った男ふたりの姿を熱く描き出したラッシュ/プライドと友情(字幕)』(GAGA配給)。奇しくも前にここで鑑賞した『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』と同じ主演俳優……どころか、未だにあちらも上映中で、しかも同じ階のスクリーンでかかっているという。まあ、わざとなんでしょうけど。

 前評判が高かっただけあって見応えのあるドラマ……なんですが、そのわりに賞レースではないがしろにされたのもちょっと納得がいく。良質で丁寧なんですけど、突き抜けて印象に残るところが少ない。物語のポイントであるクラッシュは思ったよりあっさりですし、そのあとの治療は断片的ながらも壮絶さは伝わりますが、何か圧倒的なインパクトには欠けるのです。とは言うものの、現実に添った結末へと導く描写の緻密さ、それが生み出す熱さは秀逸。テンポの良さ、映像の移し差で休むことなく観客を牽引させる技も堂々たるもので、評価が高いのは当然。ただまあ、ちょっと期待しすぎたせいか、私にはもーひとつ物足りなかった。しかし出来は間違いなくいい。

 鑑賞後は急いで……と言っても、更に雪が積もってきていて、迂闊に走ったりすれば確実に転びますから、注意して着実に歩く。転倒は免れたものの、TOHOシネマズ渋谷からタワーレコード渋谷店までの短い移動で、傘はすっかり重くなってました。

 さて、ここからがいよいよ本題です。昨年夏に開催されたバナナマンのライブ『cutie funny』、このDVDがリリースされた記念として、トーク&握手会が行われました。ライブのチケットはどーしようもないレベルでプレミア化してますが、こっちはまだ、早いうちに情報を取り漏らさなければ参加できる。

 この手のイベントでは悪天候の際、出演者が「足許の悪いなか……」云々、という感謝の言葉を添えるのがありがちですが、今日ほど実感して言う場合も珍しい、と設楽氏も日村氏も口を揃えていた。「朝までやりたいけど、このあとラジオがあるからー」……ならラジオもここから放送すればいいじゃん、とはさすがに誰も突っこみませんでしたが。

 ライブDVD発売記念イベントなので、トークは主に当時の裏話、とはいえとうに記憶は薄れているので、スタッフの証言をもとに振り返っていく、という形式で進行されました。ラジオもずっと聴いてますから、私に限らずファンには先刻承知の話も多いものの、じかにきけるのは愉しい。

 いちばん嬉しかったのは比較的序盤、内容を忘れている、と言いながらも、「歌は覚えてるんだよ」と、日村氏がライブにて披露したオリジナル楽曲を生で、しかもアカペラでワンコーラス熱唱してくれたこと。当人が「演じやすかった」と語る、ベテラン歌手のネタで披露したものですが、個人的にもこれはお気に入りでした。初期からずっとやっている、架空のフォーク・デュオ“赤えんぴつ”を筆頭に、実は歌ネタにも秀逸なものが多いバナナマンの蓄積が活きたネタだと思います。最後には、本篇では歌のパートに絡まない設楽氏も一緒に歌ってました。

 45分ほどのトークののち、握手会。こういうイベントでは演者にプレゼントを持ち込む女性が多いものですが、日が日なので、当然のようにチョコをプレゼントする女性が多かった……ネタとしてうまい棒のチョコ味を大量に差し入れれば良かった、とふと思いましたが……この陽気でそんなものぶら下げて歩くのも難儀なので、早くに思いついてもやらなかったかな。

 無事におふたりと握手させていただいたあと、すぐさま現場を離脱。歩道はともかく、車道はもうべっちゃべちゃになっていて、自分よりも周囲で起きた事故の累に怯えながら移動するのでした。とりあえず、自分が転ぶことも、事故を目撃することもなく帰宅できて良かった。

コメント

タイトルとURLをコピーしました