チンピラに絡まれていた男を救ったナディとエリス。その男・アントニオはナディを、自らの首を取るために送りこまれたと勘違いしていた。アントニオが一緒に暮らす女・マルゲリータは、アントニオが放り込まれた刑務所で出会った、終身刑を宣告された男の情婦だったのである……
全般に目が大きすぎたのが気になりましたが、でも基本的にはクオリティを保っているのが嬉しい。話自体はもうこのシリーズのパターンで、冒険ものにありがちな人情噺を、あまりひねりもなく盛り込んでいるだけなのですが、たぶんに承知のうえでやっているので、それで不愉快になることもなく。個人的にはあの、マルゲリータがアントニオに惚れた理由だけでも許せる気が。
背後で進行している計画がなかなかナディたちに直接絡んでこないのに若干苛々してきましたが、まああの変態も鎖を外されたようなので、そろそろ動くことでしょう。
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