妖逆門本戦のはじまりは横須賀。巡り逢った別の参加者であるエレキギターロック少年・ロンドンと共に送りこまれた逆横須賀でのゲーム内容は、豪華客船のどこかにある一枚のレアな撃符を捜し出すこと。手当たり次第に探しまわる三志郎に対し、悠然と構えるロンドン。その過程で三志郎は妙な老人と遭遇する――
プロローグ部分を見た瞬間、「『いぬかみっ!』第2話か?!」と思ったのはここだけの話。……地味にトラウマになってるか?
漫画版とはだいぶ設定が違うんだなー。今回初登場のロンドン、連載のほうではこの仇名を三志郎につけられて厭がっていたのに、アニメ版では自分からそう名乗っている。アニメではこのくらいはっちゃけているほうが合っているでしょう。
しかしこの作品はどうも話の方向性や勝ち負けの基準がよく解りません。後半では三志郎とロンドンが撃符を巡って争うのですが、普通に考えるとあれって三志郎のほうが負けじゃないのか。ロンドンが自分で負けを認めて退いた格好になっているので、まあ言い訳が立つとも考えられるのですけれど、もっと厳密に定義してくれないとカタルシスに結びつきません。まあ、相手の人間性を認めて勝利を譲る、という少年漫画の方程式には添っているとも捉えられはしますけど、それにしてもそれにしても。
作画もかなり乱れ気味、演出も雑で早くも微妙な印象。しかし、序盤で意味もなくイズナが出て来たりと、小出しにしてくる『うしおととら』との共通要素のためにどーも切るに忍びなかったり。まあ、もうちょっと見続けてみましょう。
どうでもいいですけど、ロンドンの持っているエレキギター、どっから音が出ているのでしょう。見たところスピーカーなしのフライングVなので、ディストーションやアンプがないとあんな音は出ないはずなんですが……
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