10月11日の映画鑑賞のあと。映画を観た新宿武蔵野館から大久保公園まではまあまあ距離がありますが、いっさい厭わず歩いて移動。
この日は入れ替わりの谷間で、お店が開いているのはブースの半分だけ。そのせいか、前回、前々回と比較するとだいぶ空いている……とはいえ、列が出来ているところには出来ているのですが。あらかじめ考えていた候補の中から、列の具合を確認しつつ決定したのは、こちら。
福島県郡山から参加のらぁ麺おかむらが提供する、あごダシ喜多方ラーメンBLACKにしました。トッピングは毎度の如く煮卵。
基本的には名前のとおり。福島を代表するラーメンのうち、喜多方ラーメンと郡山ブラックを融合している……と言っても、実は私は郡山ブラックそのものは未体験。なので、どの程度まで郡山のテイストが出ているのか解りません。
麺は喜多方風のもちもちとした縮れ麺ですが、スープは確かにちょっと違う。あご出汁もけっこう好きであちこちのを食べてますが、それらとも違い、ほんのりとした苦み、コクのようなものがある。ただしクセは強くないので、箸は進みます。
具材はチャーシューとメンマ、ネギとたぶんニンニク、そして背脂も少しまぶしてある。スープのほんのりとした苦みにこの背脂のねっとりとした風味が加わることで、よりインパクトを増している。チャーシューはややパサついている印象ですが、あっさりとこってりの中間、といった趣の構成の中ではアクセントになってます。スープを染みこませるとちょうどいい具合。
トッピングとして添えた煮卵も、黄身がちょうどいいとろみで、スープに混じりすぎず、味を適度にまろやかにしてくれる。他にもローストビーフまで幾つかのトッピングが用意されてましたが、私はこの煮卵でちょうどいい。
ふだんは塩分を考慮してスープを完飲することはなるべく避けていますが、ちょうど久々に暑い日だったこともあり、大つけ麺博会場に来るまでに汗ばんでいたので、きょうはいいだろ、とばかりに飲み干してしまいました。
年がら年中、日本橋ふくしま館に通っていることからも解るように、私はそもそも喜多方ラーメンが好きなのですが、これはその中でもかなり上位に入る美味しさでした。実店舗は……正直、あんまり縁がなさそうな場所ですが、もし機会があれば立ち寄ってみたい、と思うくらい。
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