6月4日に、2017年5月リリースの『心霊曼邪羅 ~実録! 呪われた投稿映像集~』を鑑賞。倉庫から発見された古いテープを鑑賞しようとしていた男性達に起きた惨劇《呪いのテープ》、たびたび飛び込みが発生する踏切に設置された監視カメラが記録した怪異《踏み切りで蠢く霊》、深夜に乗用車を走らせている際にドライブレコーダーが捉えた恐怖《深夜のドライブ》など、全11篇を収録。
このところ観ているシリーズがみ~んな良くも悪くもマンネリで、ちょっと違った刺激を入れたくなり、名前は知っていたけど観たことのなかったシリーズに手を出してしまいました。別に、避けていたつもりはなかったのですけれど、ここのメーカーはほかに1本も観たことがなかったので、取っかかりがなかった、という感じ。
リリースは実に7年前、さすがにいま観るとちょっと古さも感じますが、しかし第1作ということもあってか、思ったより観ていられる。ナレーションは一切なし、取材パートもなしで、説明はすべてテロップで済ませる、というシンプルな構成ゆえ、映像そのものの不気味さがけっこう際立っている。
まあ、映像そのものの出来は、率直に言って良くはない。多くは、映り込んだものの質感が他の部分に馴染んでいないし、カメラの動きと被写体の位置関係からするとあり得ない動きがあり、加工のレベルも低い。ただそれでも、近年の『心霊闇動画』アタリに比べるとまだ工夫があ梨、雰囲気も出ているので、ホラーとして楽しめるのです。
1巻を観た感じ、正直さほど良くはないけれど、すぐさま切り捨てるほど悪い印象もない。実はこのシリーズはわりとPrime Videoでも多くの巻が配信されているようで、その一部をつまんで観たところ、ナレーションが入ったり取材パートが加わったり、とだいぶ趣が変わっているようなので、もうちょっと続けて鑑賞してみます。どのみち、最近ほんとーにおんなじシリーズばかり観てマンネリ気分だったので、まだ観ていない巻がいっぱいあるシリーズをしばらく入れてみるのも悪くない。
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