テーマは友達なのか、それとも恋人なのか。

 今週、映画鑑賞がなかったのは、作業の都合より、ぶっちゃけ粉瘤のせいです。実は先週の時点でだいぶ悩まされていて、結局一週間以上引きずってしまった――まあ、今週あたまに手術で除去してもらったお陰で、木曜までこそ安静にせざるを得ませんでしたが、昨日からは概ね普通に生活出来るようになった。もともと外出自体を止められてませんし、患部の位置ゆえにやや動きづらかったから出かけなかっただけで、木曜日にはテーピングも緩み、もう普通に動けるようになった。というわけで、週末に合わせて、映画鑑賞に出かけてきた次第です。
 こういう病み上がりの様子見のお出かけには、私の場合はTOHOシネマズ上野くらいがちょうど良い。はじめからほぼここ限定でスケジュールをチェックしたところ、1本、絶対観るつもりの作品があった――ただ、本当はこの作品、何かのついでに鑑賞したかったし、そういう意味では9時25分という早い開映は好都合だったんですが、上野ではうまく噛み合う作品のなかに、いま観たいものがなかったのです。かと言って、他の劇場では上映時間がしっくり来ないし、そんなわけで、渋々本篇のみ鑑賞です。
 作品は、なもりのコミック『ゆるゆり』から派生したシリーズの映画化『大室家 dear sisters』に続く第2作、引き続き個性の違う三姉妹の楽しくて、どこか甘酸っぱい日常を描く大室家 dear friends』(Showgate配給)
 2作目でサブタイトルが違っても、基本的なトーンは変わってません。ただ、前作より焦点が長女・撫子に合わせられ、ず~っと謎のまんまの恋愛模様を中心に描いている感がある。未だに、仲のいい友達3人の誰が撫子の恋人なのか明白でないため、手懸かりを求めて細かいところまで意識させられてしまうのは、実に巧い。
 かと言って、決してどろどろになどならず、基本は終始、ほんわかムードのまんまです。相変わらず櫻子はアホだし、花子はその姉に振り回されてるし。いちおう、長篇っぽい起伏も設けられては射ますが、大枠では何も変わらないのがこういう日常系の心地好さです。だから、はじめから原作や『ゆるゆり』の読者であるか、そういう空気感が好き、という人向けで、ある意味とても狭い嗜好品と言えるかも知れません。でも私は好き。

 本編は約45分、つまり映画が終わってもまだ10時半にもなってない。家に帰ってもいいのですが、どーにも外食がしたい気分だったので、早めの昼食を摂ってきました。
 当初は久々に鴨to葱にお邪魔するつもりでした。ここは9時から営業していて、いくら行列店とはいえ、昼食時より少し早ければ、ちょっと並ぶだけで済むだろう――と思ってたら、甘かった。いまいちはっきり解りませんが、どうも車道を挟んだ反対側まで列が続いている節がある。仮に並んだところで、たぶん普通の昼食時より早く帰れるのは確実だったんですが、早く帰れるならそうしたくて、はじめから第2候補として考えていた、焼きあご塩らー麺たかはしに移動。こっちも、時間帯の割には混雑していたものの、空席はあったので、スムーズに食べられました。そもそも、少し前からここのお茶漬けセットが食べたかったのも事実なので、問題はなし。
 仮眠も早めに取って、この記事もだいぶ早い時間に書き上げてます。いつもなら土曜日の夜は透析を休むのですが、今週は変な日に空いてしまって、いちどは脚がパンパンに浮腫むくらいだったので、慎重を期して今日も透析をする予定。落ち着かなくて、作業が滞り気味だったので、そろそろ集中せねば。

TOHOシネマズ上野、スクリーン7入口脇に掲示された『大室家 dear friends』チラシ。
TOHOシネマズ上野、スクリーン7入口脇に掲示された『大室家 dear friends』チラシ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました