本日の映画鑑賞は母と出かけました。以前はやたらと忙しくて、なかなか時間が作れませんでしたが、今年に入ってからは少し余裕が出てきたので、気になっているものについては、なるべく予定を合わせて一緒に出かけるようにしてます……そのために、タイミングを見計らうのが難しかったりしますが。
今回の作品も、実はちょっと悩みました。私の予定の面でも、母の仕事との兼ね合いからも、映画を観に行くなら午前中、朝いちばんがいいのですが……どうも、全般に時間が早い。どこも8時台か9時ちょっと過ぎくらい、そこがないと、次は12時台になってしまう。しかしまあ、仕方ないから今回は早起きをするか、という結論に至り、8時55分の初回に併せて行動。朝ドラは、再放送か、録画で補う。
赴いたのは、TOHOシネマズ錦糸町オリナス。私の記憶が確かなら、母を連れてきたことはない劇場です――同じ錦糸町の楽天地には行ったけど。
鑑賞したのは、直木賞を受賞した永井紗耶子の小説を映画化、衆人環視のなかで繰り広げられたあだ討ちの背景と顛末を洒脱に描いた時代ミステリー『木挽町のあだ討ち』(東映配給)。。
予告篇がとにかく魅力的で、これはなんとか観ておきたい、と思っていた1本です。期待に違わず――というよりむしろ、予備知識をあまり蓄えずに鑑賞した結果、予想と違う味わいだったのですが。それでも充分に面白かった。
正直なところ、ミステリーとしては難しくない。かなり早い段階で察しは付きます。これはミステリとしての出来不出来というより――詳しくは書きませんか、宿命的な性質かも知れません。
しかしその分、そこから映画としてのドラマ構成は優れている。ユーモアを随所に交えつつも着実に事実を積み上げていき、冒頭では読み解けない“謎”に少しずつ迫っていく。そして、クライマックスで積み上げたドラマが一斉に花開き、様々な形で感情を揺さぶってくる。
観ていて嬉しいのは、この作品に時代劇ならではの粋、人情、そして立ち回りの面白さも詰まっていること。その重要な役回りを、江戸歌舞伎を上演する“戯場”の人々が担うことで、重層的な魅力も生まれている。“あだ討ち”のくだりを『仮名手本忠臣蔵』に合わせるのもいい。趣向の重なりもさることながら、本篇の映像が見せ場と呼応するので、日本人なら唸らされてしまう。
パンフレットを見ると、原作にけっこう大胆な脚色を施したのですが、それこそが本篇を優秀なミステリ時代劇に仕立てた。粒揃いの俳優がいずれもいい存在感を発揮していて、見どころしかない。
実に優秀な娯楽映画。『国宝』に続くヒットになる――というのはさすがに望みすぎにしても、観た者に快い余韻を残す名品です。
錦糸町で映画を観たあと、私ひとりなら双麺か、別のラーメン店を選ぶところですが、お店の濃厚・ボリューミーなメニューは母の好みではない。
幸いに、映画館の入るオリナス錦糸町には飲食店が豊富です。中でも、味的にも量的にも勝手の解っている丸亀製麺が、映画館の下の階にあるフードコートに入っているので、そちらで食べることに。
最近、私がハマって3回ぐらい食べに行った明太玉子あんかけうどんを含むあんかけ類はもう終了となったようなので、もともと好きだった釜揚げうどんに、私はえび天を、母はいか天をつけていただきました。気楽で良い。
当初、帰りに錦糸町駅近くのダイソーに寄って買い物をしていく、という話をしてたんですが、今朝、出かける直前に私が顔を洗っていると、突如として給湯器が壊れてしまったため、早く業者に連絡しなければいけない状況になった。直さないと、水道からお湯が出ない。今日の冷え込みでは、身体を洗うことも無理。
というわけで帰宅後、すぐさま連絡しましたが、来てくれるのは明日……修理で直ればいいけれど、既にかなり古い給湯器なので、最悪、交換となれば、明日には決着しないかも知れない。明日あたりから暖かくなる予報ですが、それでもキツいな……。



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