『孤独のグルメ Season11 第三話 東京都文京区千石のラムショルダー発酵菜スパイシー炒めと豚バラきゅうりガーリックソース』

 クリーニング店内装の助言を求められて下町を訪ねた五郎さん、腹を空かせて迷い込んだのは、辛いだけじゃない四川の家庭料理の店。
 今回は放送時間がちょっとズレて、深夜ラジオとの兼ね合いが悪かったため、録画にて鑑賞です……まあ、隙間を縫って、一部だけ観てたんですが。
 これだけシリーズを積み重ねていると、過去のエピソードと繋がる要素がちらっと出てきて、それに気づくのが嬉しい。今回の場合、取引相手であるクリーニング店オーナーの口から出てきた“目黒区のホテルの支配人”はSeason6第三話に登場した人物、だと思う。こういう文脈で出てくるのが実に粋です。ピンとこない方は、配信などで確認してみてください。にやっとするから。
 店は、五郎さんが引き寄せられがちな中華料理店。しかし今回のポイントは何と言っても“まさよし”です。家族経営の小さな飲食店だと、その家の子供が食事してたり、宿題や遊びにテーブル使ってたり、というのは決して珍しくないし、このシリーズでも同様のシチュエーションはありましたが、ここまで存在感のある子がいただろうか。思わずお薦めを聞いてしまう五郎さんの心境も解ります。ドラマでは本職の子役が演じてましたが、ちゃんと似ているのがこのシリーズの心遣いだと思う。
 注文の仕方にも、このシリーズ、というか五郎さんのクセみたいなものが滲むのも面白い。わりあい五郎さんは羊肉に引き寄せられがちで、前回やったばっかりなのに、またしても羊肉が入ってくる。序盤で珍しい趣向があったのに、と残念がってたら、あとづけでフォローする、というのも、井之頭五郎という健啖家が主人公なればこそ。
 このSeason11は、前シーズンから間が空いたからなのか、訪れるお店がとてもいい具合に、このシリーズに合っている印象です。街の雰囲気まで象徴しているようで、とても快い。待たせたからこそ、お店の選択と扱いを丁寧にしているように思います。既にシリーズ生え抜きの関係者が松重豊ともう一人しかいない、ということですが、だからこそある意味で目配りが行き届いているのかも知れません。
 次回は第一話に続いて神奈川県の本厚木。今のところ、五郎さんが普段の営業で訪れる範囲内、といったところでしょうか。今期は海外遠征はあるんだろうか――別になくても構わないんだけど。

【ドラマ24】孤独のグルメ Season11 | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)
ドラマ24「孤独のグルメSeason11」オフィシャルサイト。約3年半ぶりとなる新Season、この春、“まだまだ、腹が減る…”

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