本当にスタッフふたりしかいないの? ここ……[レンタルDVD鑑賞日記その941]

封印映像76 クリエイター 前編(Amazon.co.jp商品ページにリンク)

 4月18日に、2025年5月リリースの『封印映像76 クリエイター 前編』を鑑賞。謎の人影の目撃談が相次ぐ民家へと潜入を試みた学生の体験した恐怖《見ている》、家賃を滞納していた住民への取り立てで異様な事態に遭遇する《鏡の人》、夫を亡くした女性の身に起きた奇妙で恐ろしい出来事を記録した《夢遊病》、“幽霊を作る”という目的で撮影された映像を巡る表題作の全4篇を収録。
 相変わらず、シチュエーション細部のリアリティとか、登場人物の演技力とかには問題を孕んでいますが、ホラーの趣向としては悪くない。よくある心霊スポット潜入の映像に一ひねりを加えた《観ている》、リアリティに難はあるけど、モチーフの不気味さがいい《鏡の人》は、普通にホラームービーとして見応えがある。
《夢遊病》も面白いは面白いんですが、ただ個人的には、タイトルは別のものにして欲しかった気がします。次第におぞましさを増す一連の展開がいいので、まずこのタイトルすら意識させない方がいい。なまじ、“夢遊病”をトリガーとする出来事が不気味であるが故に、あまり先入観を促さないサブタイトルを付けて欲しかった……と、これはかなり難癖に近い注文。
 今回の目玉は、私の記憶する限り、シリーズでは初めての巻またぎ長篇となる表題作です……厳密には、初期から演出失踪までのくだりが話としては繋がっているので、あくまでタイトル、題材が巻を跨ぐのは初めて、ということで。
 ただし、正直なところ、前編だけでは今のところなんとも言えません。異様すぎる投稿映像と、まだ謎にしたままの投稿者の意図に興味を惹かれる一方で、どー考えても茶番かつ不要なスタッフのやり取りは、もっとまともな取材映像とかに差し替えたほうがいいんじゃないのだろうか。今のところ、どうして前後編に分けるほどの尺を費やす必要がある、とまでは思えないので、次の巻に持ち越すにしても、もうちょっと“引き”になる描写が欲しかったところ。
 と言いつつも、続きは気になっているので、今回に限り、月額レンタルリストの順位を上げておいて、早く出荷されるようにしようか、と考えております。引っ張ってるんだから、いつもより凄みのある映像を見せてくれる、といちおう期待しておく。

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