今週は予定が諸々詰まっていて押さえられなかった午前十時の映画祭16のために、本日出かけてきました。
行き先はTOHOシネマズシャンテ……こうして鑑賞が疎らになると、コンプリートを目標としている午前十時の映画祭16のため、シャンテばっかりに通うことになってしまう。
スクリーンは地下のスクリーン3。ここはネット環境が劣悪なのがずっとネックです。通話は遠慮して、という映画鑑賞のマナーにだけ気を遣えばいいなら繋がらなくても構わないけど、今は会員サービスがネット必須になってしまったのですから、せめてフリーWi-Fiを設置するとか、補助が欲しいところ。何度もまごついているので、今日はエレベーターに乗る前に会員証を表示させておいたのですが、お客が多く、売店に列が出来ていて、バーコードの時間制限を超えそうになりました。
まあ何とか諸々間に合って鑑賞した今コマの作品は、ジョージ・ロイ・ヒル監督とポール・ニューマン&ロバート・レッドフォード主演という『明日に向って撃て!』のコラボが再集結、ギャングに仲間を殺された詐欺師が頭脳戦で復讐を図るコンゲーム映画『スティング(1973)』(CIC初公開時配給)。
この映画祭では第10回以来の上映です。この辺の作品は、BS・CSでやっていてもあんまし観ることがないので、私自身が鑑賞するのも第10回以来。
しかし、何回観ても面白い。これで鑑賞するのも4回なので、もうすっかり“手口”は把握しているのですが、それでも面白いのです。ひとつひとつのやり取りにちゃんと狙いがあって、気づくたびにニヤリとさせられる。ポール・ニューマン演じるヘンリー・ゴンドーフが登場してからの行動、台詞ひとつひとつに無駄がないのです。
その一方で、ただストレートに仕掛けが機能せず、随所で紆余曲折があるので、終始緊張感が漲っている。電車内でのポーカー対決や、想定外の賭けを申し出られるくだり、そしてフッカーの危機あたりは、たぶん初見なら無茶苦茶ヒリヒリします。展開を把握している私だってスリリングなんだから。
そしてまあ、主人公サイドのなんと格好いいこと。全員、どこか冴えない部分があるのを自覚しながら知恵とハッタリ、意気込みで難題を乗り切るさまが粋です。この時代の、まだ血気盛んなイメージのあるロバート・レッドフォードと、最初に酒浸りの情けない様を見せつつも、そこからはひたすら冷静沈着に計画に臨むポール・ニューマンの対比もいい。シャンテで先に鑑賞した『スパイ・ゲーム(2001)』と比較しつつ鑑賞するのも一興。
鑑賞のあとは、またぞろてくてくと神田方面まで歩いていき、日本橋ふくしま館のイートインにて昼食。ただいま出店しているのは坂新です。ここの支那そばも大変に私好みで、出店しているときはなるべく訪れるようにしてます。注文するのはたいてい肉そば。チャーシューについても、美味しいけど私はたくさんは食べられない、というものが多い中で、ここのは味わい、食感、適度な脂加減がぜんぶ私好みなので、最後まで美味しくいただけるのです。
それにしてもこの数日、気温の変動が激しすぎて困ります。お昼頃は気温が高くなる、というので、出かけるときも上着を羽織らずにいたらちょっと肌寒く、しかし映画を観たあと、移動する時間帯は、この距離の歩きでも汗ばむくらいに暑い。しかしこれを書いている22時過ぎにはまたぞろ、涼しい、という言葉だと少々足りなく思えるくらいに気温が下がっている。なんだかまたぞろ風邪を引きそうです。

TOHOシネマズシャンテ、階段踊り場の壁面に掲示された、『スティング(1973)』上映当時の午前十時の映画祭16案内ポスター。


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