『孤独のグルメ Season11 第十話 千葉県市原市高滝のアジフライとハカジキフライ』

 商談のため、五郎さんは市原の無人駅から更にタクシーで移動したところにある、干し芋を製造する店舗に赴く。当初の取引相手である女性ばかりか、近くにいた従業員の注文も受けて、無事に契約は成立。賞味期限15分という“生干し芋”で小腹を満たした結果、大腹が訴え始めたので、五郎さんはふたたびタクシーを呼び、見つかった店にすぐ飛び込むつもりで出発。発見したのは、アジフライ専門店と銘打った、そそられるお店であった。
 今回、遠征はないのかな、と思っていたら、今回がちょっとした遠征の趣でした。惜しむらくは、遠征でしばしば五郎さんのお供となる愛車ミニが出てこなかったこと。ただこれは、車内で料金を徴収する地方ならではの手法と、無人駅の佇まいを見せるために、車移動を避けた、と思われる。ドラマとしては、絵面にこだわるのは当然です。
 商談相手の役は元乃木坂46の深川麻衣。姓が同じなのでずっとちょっと気にしている方ですが、もう所帯持ちの設定で出てくる年齢になったんだなあ。
 肝心のお店はアジフライ専門店という、私も心惹かれてしまう設定。しかも、アジフライ専門と言いつつ、変わり種のハガツオフライなんてのも含まれている。他の肉料理では難しい、レアな食感を残した仕上げにそそられます。
 しかも、それ以外の揚げ物もことごとく美味しそう。半熟卵のフライに対する五郎さんのアレンジは、このドラマを観続けている人はニヤリとしてしまいます。そしてそのあと、料理の追加をするくだりの流れも。ホールの人のリアクションも揃えたらいいのに……ってそれはさすがに不自然か。コントじゃないんだから。
 薬味も豊富で、五郎さんの手数も堪能できる1話でしたが、しかし見どころは間違いなくシリーズ初のエンディングです。確かにやりたくなるけど、音楽まで付き合わなくても……と言いつつ、こういう遊び心もまたこのシリーズの楽しさです。
 そして本篇終了後の《ふらっとQUSUMI》では、例によって原作者・久住さんが本篇とはちょっと違う注文に、こちらも毎度のごとくジュースらしきものを注文。劇中でも美味しそうだったタルタルソースがどれほどこだわりのものなのか、を補強しています。今回、劇中でホールを担当する男性を演じたのは阿部亮平でしたが、こちらもやっぱり雰囲気はしっかり再現してました。
 次回は九十九里浜近くらしい。2回続けてお魚のようですが、まあ、土地のカラーもお店の個性もたぶん異なると思うので、こういうのもアリでしょう。

【ドラマ24】孤独のグルメ Season11 | テレ東・BSテレ東 7ch(公式)
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