6月26日に、2026年4月リリースの『心霊曼邪羅57』を鑑賞。カフェを閉めたあと借り手のなかなか決まらない物件で奇妙なことが起きている、と聞いて様子を身に訪れた元借主が遭遇する奇怪な出来事《首狩呪詛》、SNSに投稿するための他愛ない映像に異様な存在が映りこむ《呪腐霊》、高校卒業と共に町を離れる友人との想い出作りのひと幕が、奇怪な出来事の記録になる《異世界》前後編など、全7篇を収録。
巻を追ってもなかなかクオリティが上がらないので、最近の作品はどーなのか、と思い、月額レンタルで確認出来た最新の作品をリスト上位にして、早めに出荷されるようにしておきました。無事、早々に出荷されたので、さっそく鑑賞。
……やっぱし、レベル低いぞ。
肝心な取材パートありの長篇エピソードがまず弱い。巻頭の《首狩呪詛》、なんでこの経緯で投稿者が現地に赴くことになるのかがまず支離滅裂。そして、こういう経緯だったのに、顔や名前は伏せているとしても、作品として収録できてしまっているのが特に不自然です。不可解なことが起きた当事者、大変なことになってるし、ひどい言われようだぞ。収録する際に配慮しなきゃ大問題になる可能性もあったぞ?
それに比べると前後編の《異世界》はまだ話としてまとまってますが、全般に、「これだけのことが起きて、その反応?」と首を傾げるような部分が多くて、作り物っぽさがあまりにも色濃い。何度も何度も書いてますが、作り物では駄目、と言っているのではない、解っていても、いま自分がいる世界と地続きで起きている怪異なのだ、と思わせて欲しいのです。最初の動画、かなり異様なことが立て続けに起きているのに、リアクションが中途半端だし、そのとき何があったか、などの調べが甘すぎて、全体像が伝わらない。結果、怖くなる要素が薄れて、ただの“変な出来事”になってしまってる。洗練され、リアリティがあれば、怪異の“ドキュメンタリー”としてもうちょっと受け入れられるんですが、その打ち込みが致命的に足りてない。
映像とナレーションのみの作品も全般にいまいち。こっちだって作り物でも構わないのですが、あまりにも作り物感が強かったり、映り込みが一瞬過ぎて、そこに普通に人がいただけ、と捉えてもいいのでは? という映像を何のためらいもなく“霊”と決めつけられると、正直、白けます。せめてもうちょっと怪異っぽく描いてくれ。あえて“霊”と肯定しないことで軟着陸させてくれ。
……というわけで、最近の作品でもレベルアップしてないどころか、ずーっと深く考えず作ってるな、という印象が強化されただけでした。なんか、これを観たあとで、また古い巻から順に観るのが虚しい気がしてきてますが……どうしよ。
最近の作品も似たようなものだった。[レンタルDVD鑑賞日記その951]
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