……なんか違うんだよなあ。

 漫画版がけっこうお気に入りなので、アニメ版の放送を楽しみにしていた『クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった』なんですが、いざ観始めたら、回を追うごとに違和感が募ってます。
 もともとはライトノベルで、そちらは未読ですから、果たしてアニメ版がどの程度、原作に準拠しているのかは解りません。ただ、少なくとも個人的には、こう言い切れる。
 アニメ版の台詞や構成は、漫画版より出来が良くない。
 漫画版にあった、真樹と海が親しくなっていくプロセスの表現が、アニメ版ではだいぶ雑になっている。ここを拾えば更に雰囲気が出るのに、と感じるシーンが、ダイジェストやナレーションで省略されてしまっている。第4話、第5話の文化祭のシーンだって、一連のトラブルで同級生の真樹と海野見方が変わるプロセスが外されてて、どうにももったいない。その一方で、まとめてしまえば印象が強まるシチュエーションを、無意味に繰り返していて、なんでこういうところを整理しないのか、すんごい引っかかる。
 それに、構図の面でも問題があります。
 アニメーションは集団作業なので、スケジュールや予算に制約があると、あまり複雑なカットや人物の動きが作れないのも事実。ただ、それならそれで、次のやり取りに必然的な位置関係、カットを考えて節約すればいい。
 ところがこの作品は、自然な動きへの配慮が乏しい。特に今回、屋上でのひと幕のあと、教室にいる海の動きが不自然で、折角の繊細なシーンに据わりの悪い“欠落”があるように思えてしまう。あのシーン、はじめから海の向きを変えるとか、そのあとの位置関係が自然になるよう、考えて構図を組み立てることは可能だったはず。直前の心理描写からすると、唐突すぎる膝を突き合わせたカットに、こちらは首を傾げて唸ってました。いや、あの状況なら、もうちょっとそっぽを向いたままのほうが自然でしょ。
 原作とは異なる心理状態に持ち込んだことで、たぶん終盤に来るはずの展開が、もし大まかな状況が漫画版と一致しているなら、だいぶおかしなことになる。とりあえず、確認しないことには批判も出来ないので、観続けはするんですが、このあとも首を傾げる場面が多い予感がします。

TVアニメ「クラスで2番目に可愛い女の子と友だちになった」公式サイト
シリーズ累計160万部突破!日陰男子と2番目ヒロイン、等身大の“友だち”ラブコメ開幕!!4月7日(火)より放送開始!

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