他人のPCを覗き込む愉しさ。

 先日、またぞろタブレットに障害が発生、前回との照合で私としては原因はほぼ絞り込めた、と思うのですが、キャリア側にきちんと状況を把握してもらわないと将来的な対応に結びつかないので、きょうは午前中、習慣となっている『Fit Boxing』を済ませてから、説明のため最寄りの代理店へ。何だかんだで1時間ほど話をして、全面的な解決とまではいかなくとも、係員のかたには納得してもらって帰りました。最悪、タブレットを別機種にしてもらうことも考えてたんですが、最近タブレットはあまりいいのが出ておらず、性能的にいま使っているものが最善には違いないので、今回届け出た事象を技術担当者が把握して、また再現しないよう努めてくれることを祈るのみ。

 そんな感じで、午前中だけで体力を使い果たしてしまった感じなので、きょうは映画鑑賞はやめておこうかとも思ったのですが、夕方には我慢できなくなって、amazon Prime Videoから短めのものを選んで鑑賞。
 本日の1本は、PC画面をのなかで繰り広げられる出来事をそのままスクリーンに映すスタイルで描いたホラーの第2作、ビデオ通話を介してゲームをしていた若者たちが恐怖にさらされていくアンフレンデッド:ダークウェブ』(MIDSHIP配給)。これも去年、観たかったのに機会を逸してしまってた作品でした……わざわざ前作を予習してたのにね。
 しかし実のところ前作とはまったく繋がりがない。PC画面のなかで展開されるホラー、という点だけが共通していて、作中での出来事もリンクしているわけではない。ただまあ、続き物であるか否かに拘わらず、こういう表現的な実験は大好きなので、それは構わない。
 ただ、『search/サーチ(2018)』という成功作のあとだと、ほぼPC画面そのまんまを使っている本篇は、情報量が多すぎて集中しづらい欠点が出てしまってる。この作品を本当の意味で楽しむなら、もっと英語に親しむことと、もっと解像度の高いモニターが必要かも知れない。
 そしてもうひとつ引っかかったのが、今回、途中までは現実的な恐怖だったのに、次第にあり得ない領域に踏み入れてしまってること。いくらPCの技術が高くても、ここまで出来てしまうのは不自然。最終的な結末から逆算しても、こういう展開はあり得ないと思う。
 ただ、意味深な序盤と、特殊な条件付けが生む繊細な駆け引き、ある設定が作り出した終盤の趣向など、唸らせるアイディアも多い。私としては楽しかった、けど映画として評価するにはもーちょっと寝る必要があった、という印象。

コメント

  1. […] 原題:“Unfriended : Dark Web” / 監督&脚本:スティーブン・サスコ /  […]

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