在宅透析に切り替えて1週間。だいぶ順調です。馴染めなかったり、穿刺の手際自体では施設にて再度トレーニングを受ける必要があったり、最悪戻る羽目になるところですが、いまのところ継続出来そうな自信がついてきてます。
ということで、2週間前までは、午後からの透析との兼ね合いで断念せざるを得なかった、金曜日封切の作品を初日から観に行く、という夢を叶えることにしました――うまくスケジュールの兼ね合いがつけば前でも観られはしたのですが、こんな風にほぼほぼ心置きなく出かけることはさすがに出来なかった。
目的地は新宿。危惧していた雨は到来が遅れ、バイクで出かけるのにちょうどいい……はずなんですが、やはり世間は未だオリンピックモード。Googleの渋滞予測だと、ルートのあちこちが赤くなっている。細い道も多く、これは爽快に走ってられる時間より、容赦のない陽射しに灼かれる時間のほうが長い、という状況になりかねない。諦めて、きょうも電車を使いました。
行き先はTOHOシネマズ新宿。鑑賞したのは、これもコロナ禍で公開が大幅に延期されていた待望の大作、平穏に暮らしていたドムが、消えていた弟との因縁を果たすべくふたたび危険な任務に臨む『ワイルド・スピード/ジェットブレイク(字幕・IMAX with laser)』(東宝東和配給)。これは絶対に上位スクリーンで観たかったので、封切りからあんまり間を置きたくなかったのです。
基本的には楽しんだのですが……やっぱりマンネリは否めないか。ポール・ウォーカーの死、という最大の危機を乗り越えた『スカイミッション』があまりにもハイレベル過ぎて、あそこからはシチュエーションを如何に常識外れのものにするか? というのにこだわるあまり、荒唐無稽さが増してる気がします。特に強力電磁石を使ったアクション、あんな強力ならああいう恣意的なリアクションにはならんと思う。もっと大変なことになってる。お約束だ、と割り切れれば楽しめますが、今回はそのハードルが高いかも知れない。
今回のピークはあのキャストの復活と、地味に格好いいヘレン・ミレンの活躍かも。後者はカメオに近いが、それであのインパクトを残すあたりさすがオスカー俳優。
アクションのアイディア、迫力は折り紙付きなので、映画館で楽しむには相応しい1本。マンネリではあるけれど、きっちり押さえるべきところは押さえてる、という意味でもあるのです。
鑑賞後、あれこれ用を足して、最終的に麵屋海神で昼食を食べて帰る……つもりでしたが、映画の終了時間は14時。さすがに空腹が辛くて、TOHOシネマズ新宿から麵屋海神までの距離を食事前に歩く気になれない。予定を変更し、TOHOシネマズ新宿のすぐ裏手にある焼きあご塩らー麺たかはしの歌舞伎町店で食べることに。
食後も、照りつける陽射しの下でうろつく気力が湧かなかったため、寄り道せずまっすぐ駅に向かうのでした。まあ、在宅透析に切り替えたお陰で時間的余裕は確かに出来たので、用足しは近いうちに時間を作ればいい。
……しかし、月水金は午後に透析があるからその前に用事はなるべく入れない、というスケジュールで3年半ほど過ごしてきたせいで、午前中からお昼まで映画を観ていた結果、「きょうは土曜日」という気分になってしまって困ってます。違うぞ、土曜日は明日だぞ。
この生活ペースに慣れるには、ちょっと時間がかかるかも知れません。
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[…] 原題:“F9 : Fast Saga” / 監督:ジャスティン・リン / 脚本:ダニエル・ケイシー、ジャスティン・リン / […]