レンタルDVD鑑賞日記その237。

 今日は1日、どうも気力が湧かず、作業はおろか映画感想にも手間取る始末。このままじゃあかん、と夕方からは借りたDVDを鑑賞して、ちょっと気分転換を図った次第。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオ20』(BROADWAY[発売])

 しかしこれは実はきのう鑑賞したもの。月額レンタルを利用しはじめた頃にいちど観てますが、最新作の不出来さにちょっと嫌気が差してきたので、また借りてきました。

 いま改めて鑑賞すると、このへんは見せ方が格段に巧いんだよなー……いや、細かく気になるところはあるし、根本的に問題はあるんですが、しかし最近の微妙さに比べれば、ずっとやり方に筋が通っている。チェーンメールの形で出回った映像など、それ自体は決して驚くようなものではないのに、背景をきちんと追っていることで、その恐怖がいや増しています。いいなあ……この頃の感じがまた欲しいなぁー……。

  • 『風雲 ストームライダーズ』(Pony Canyon)

 こちらが今日鑑賞した作品。中国の武侠もののテイストとワイヤー・アクション、それにハリウッド一流のCGを採り入れ、当時としては未知の映像を作りあげて、『マトリックス』などにも影響を及ぼしたファンタジー・アクション。野心に燃える武術家と、彼に翻弄された人々の愛憎を描く。

 確かに映像の作りは当時としてはかなり斬新だと思うんですが、いま観るとやっぱり洗練されていなくて粗い。『マトリックス』や『ロミオ・マスト・ダイ』といったハリウッドのアクション映画への影響の大きさは窺えますが、完成度ではまだまだ。とはいえ、如何にも武侠物らしい、復讐のモチーフを軸とした入り組んだ筋立てながら、けっこう整えられていて、お話として面白い。正直、過渡期の作品だとは思いますが、でも作られた意味の大きい1本。

 ちなみにこれ、最近になって『the EYE』のパン兄弟によって、正式な続篇が製作されています。生憎と日本では劇場公開されませんでしたが、DVDが発売されているので、そちらを観るための予習として借りたわけです。というわけで、そのうち続篇も鑑賞予定……不安もあるのでレンタルにするつもり。

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