夢はまだ終わらない。

 先週鑑賞した『THE BATMAN-ザ・バットマン-』にシビれすぎたのと、体調もいまいちだったこともあって1週ほど映画鑑賞を空けてしまいました。しかしこの週末にはまた観たい映画が幾つか封切られます――『THE BATMAN-ザ・バットマン-』ほど期待はしてないにしても、観逃したらそれはそれで悔しい、というのもちらほら。そこで火曜日頃、翌週のスケジュールが発表されると、観に行く日付や場所を決めようとした。
 ……なんか知らんが、観たい作品がことごとく朝早い。
 今期の朝ドラに夢中な関係で、駆けつけられるのは最寄りのTOHOシネマズ上野でも9時台以降が辛うじて許容範囲、なのにどこも初回が8時台。どうしたもんか、とよくよく調べてみると、特に優先度の高い作品が、初日である金曜日に限り、なんとか駆けつけられそうな時間にかかっている。それでも少々慌ただしくなりますが、来週の平日よりは遙かにマシ。朝食と朝ドラ鑑賞を済ませると急ぎ身支度してお出かけ。時間がギリギリだし陽気も悪いので、電車移動です。
 TOHOシネマズ上野にて鑑賞した本日の作品は、大ヒットアニメの続篇、バスター・ムーン一座が更なる高みを目指すSING/シング:ネクストステージ(吹替)』(東宝東和配給)
 前作は、だいぶ荒唐無稽ではありますが、見せ方の巧さと豪華なキャストによる歌唱もあって爽快感のある作品でした。今回も吹替は続投、新キャラにはB’zの稲葉浩志が参加している贅沢さなので、是非観ておきたかった。
 期待通り、今回も全力のエンタテインメントです。やっぽり随所で乱暴な展開はありますが、一座としても個人としても障害をそれぞれに抱えながら乗り越えていき、その昂揚感を叩きつけるステージが素晴らしく痛快。悩みやその心境、スタンスの変化を充分に説明していないので、ちゃんと読み解けるひとでないと伝わりにくそうなのが、対象年齢の幅広さからするとやや気になりますが、あんまりこだわらなくても楽しめ、カタルシスも得られるのがいい。
 ちなみに、稲葉浩志はこれが声優初挑戦とのことですが、演技が意外といい。歌うときとは印象が違うので、すぐには気づきませんし、ちゃんと演じているライオンの雰囲気が出ていていい。惜しむらくは、オリジナルではU2のボノが演じていたため、彼の声に合わせて制作された楽曲が、稲葉の魅力的な高音を活かしていない点ですが、まあそこは致し方なかろう。それでも、歌の部分ははっきり彼だと解ることが、配役にも説得力をもたらしてます。
 今回も満足度の高い作品でした。

 鑑賞後は映画館の近場で外食……はしないでまっすぐ帰宅。なにせ開映時間が早く、尺も手頃なので、すぐに家に戻れば昼食時にぴったりなのです。そのつもりで、今日は出かける予定のなかった母にも、帰ってから食べる、と伝えてあったし。

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  1. […] 原題:“Sing 2” / 監督&脚本:ガース・ジェニングス / 製作:クリス・メレダンドリ、ジャネット・ヒーリー / キャラクターデザイン:エリック・ギヨン /  […]

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