《スパイダーマン・ユニヴァース》の吸血鬼登場。

 きょう観てきた映画、本当ならもっと早く観てくるつもりだったのです。出来映えにはそこまで期待してない、しかし、この手の映画は上位スクリーンで堪能しておくほうがいい。配給がソニーなので、Dolby CINEMAでかかるだろう、と踏んでいたら案の定、丸の内ピカデリーのラインナップに加わった。
 ……が、しかし、上映時間が私に合わなかった。
 原因は、はっきり言って嵐です。彼らのライヴ映画が、昨年末からずーーーーっと上映していて、私の好きな朝いちばんの枠を長いこと埋めていた。現在もまだ根強くかかりつづけてますが、時間帯は夕方に移った。現在は『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』がメインでかかってますが、押し出される格好で、私のお目当てが朝1回の上映になった。ここを逃す手はない、と、満を持して脚を運びました。通常ならきょうは午前十時の映画祭12を観に行くはずでしたが、今コマは2週間上映なので、少しくらいなら遅らせてもいい、と判断。

 と言うわけで本日は朝からバイクにて丸の内ピカデリーへ……移動中、お腹がず~っとグズグズ言ってましたが、何とか保った。その代わり、上映時間を10分遅く勘違いしていて、開映間際に劇場に飛び込むことになったけど。
 鑑賞したのは、《スパイダーマン・ユニヴァース》*1の1篇、難病を克服しようと禁忌の実験に手を出した医師が“吸血鬼”となってしまうモービウス(字幕・Dolby CINEMA)』(Sony Pictures Entertainment配給)
 もともと、出来にはそんなに期待してなかった……何となく、《ヴェノム》シリーズの仕上がりから、MCU本流ほどのドラマ性やサプライズは期待しにくい、と思っていたのです。案の定、どうやら原型となるコミック版モービウスの設定やモチーフはしっかり押さえているようですが、物語としての意外性は少ない、っていうか、ない。古典的な吸血鬼との相違も、最後に対峙する敵の設定やドラマも概ね想像通り。
 特筆すべきは、従来の吸血鬼、更には各種のマーヴェル・キャラクターとも異なる戦闘スタイルと見せ方でしょう。霞のように輪郭をぼかしながら跳躍、飛翔する描写はなかなかに見応えがあります。陽射しを浴びても朽ちることのない種類の吸血鬼ですが、戦闘のシーンは夜がほとんどであるため、コントラストの表現に優れたDolby CINEMAで鑑賞したのは正解でした。
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』の流れを引き継ぎ、最後に仕掛けがありますが、それを除けば単独でも楽しめる。深みはなくシンプルですが、娯楽映画としてはむしろちょうどいいかも。

 鑑賞後は日比谷ラーメンアベニューにて昼食を摂り、それからちょこっとだけ買い物をして帰宅。

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