『エル・カザド』第11話 呪う女

 奇祭を催す村に通りかかったナディとエリス。妙な被り物をつけさせられ、祭事に立ち会ったふたりだったが、その途中でエリスが昏倒してしまう。ふたりは祭事で奇妙な力を披露していた女の元に身を寄せるが、その正体はかつての“超能力少女”だった……

 ようやく暢気なロード・ムービー仕様から少し話が派手さを増してきました。相変わらずナディとエリスはマイペースですが、周囲が本格的に動きはじめた。

 ……と思ったら、今回の本筋にはあまり絡んでこなかったのがちょっと拍子抜け。長い尺があるからこそのゆとりをもった表現なのでしょうが、折角主題が良かったのですから、もうちょっと密に絡めて緊迫感とラストの悲哀を丁寧に描いて欲しかった。余韻がどうにも雑です。

 作画のほうは相変わらず落ち着いているのですが、今回は動きがあまりなかったのでその意味で不満。ぼちぼち激しさを増してくれると嬉しいんですがー。

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