光の国から正義のために。

 今週3度目の映画鑑賞に行ってきました。
 本日の映画館はTOHOシネマズ上野。前日までは徒歩で出かけるつもりでした……が、梅雨なのか春の嵐なのか、前日から続く雨が思いのほかひどかったので、諦めて電車移動。そもそも前の晩、風とうちの猫がうるさくてなかなか寝付けず、起きるのがちょっと遅くなったし。
 鑑賞したのは、庵野秀明企画&脚本、樋口真嗣監督という『シン・ゴジラ』の布陣が新たに挑む空想科学物語、《禍威獣》に脅かされる日本に新たに現れた“銀色の巨人”と、この謎の生命体を巡る駆け引きを描くシン・ウルトラマン』(東宝配給)
 ……いやね、当初はIMAXで観ようと思ってたんですよ。しかし、調べてみたら、毎度の如く私にとってちょうどいい時間に限ってかかってない。場合によっては透析を1日空けて、夕方以降の時間を使うことも考えたのですが……実は来週は、既にそういう予定が1件入っていて、もう1日時間をずらすのはなかなか難しい。来週末以降ではもうIMAXの上映回数は更に減る可能性があるし、そうするとまごまごしているうちに観る機会そのものを逸してしまう。だったらもう普通のスクリーンでいいじゃん、となれば、最寄りのTOHOシネマズ上野が最適です。仮に大雨が降っても、上野なら被害は最小で行き来できるし。
 基本的には『シン・ゴジラ』と同じ方法論で、軍事や政治をリアルに織り込みながら、そこに災害、危機としての《禍威獣》《ウルトラマン》を投入し、シミュレーション的に作品世界を現代へとアップデートさせている。科特隊ならぬ禍特対の活動に対する政府や市民の無理解や興味本位の言動をしばしばユーモアも交えながら、巧みな牽引力で語ってます。あくまで“災害”という位置づけで通した『シン・ゴジラ』と異なり、本篇の敵はしばしば知的生命体なので、交渉や策略が絡んでくる。それ自体も往年のテレビシリーズで扱われたエピソードを元にしてるんですが、本篇のアレンジによってリアリティが増しました。
 映像面は、随所にぎこちなさ、不自然さは残ってるんですが、恐らく意識してやっている。CGに頼るのはどうしようもなくても、そこにミニチュアの手触りみたいなものを留めたかったのでしょう。その一方で、禍威獣の側からウルトラマンが攻撃されるさまを見せたり、カメラ自体を大きく振って動きを追ったり、往年の技術では不可能だった見せ方もしていて、ここも進化してる。
 締め括りの余韻がもうちょっと欲しい、とか細かな嫌味はありますが、このスタッフらしい構想と作りだと思う。そんなに細部の記憶はないけれど、それでも昔は多かった再放送でオリジナルを観てた私は、終始ワクワクしっぱなしでした。……でもやっぱし上位スクリーンで観た方がよかったかも。

 終了は11時35分、お昼時までに家に帰れるので、きょうは1日家にいる母にあらかじめ言っておいたうえで、丸亀製麺に立ち寄り限定のチーズトマたまカレーうどんをふたり分、それに私にとってはマストな鮭おにぎりを購入してから帰宅。
 ……この限定商品、準備に手間がかかるのか、それともたまたまうどんが切れたタイミングだったのか、私が注文した途端に流れが止まってしまった。後ろに列が伸びていくのが大変心苦しかった……チーズトマたまカレーうどんはとっても美味しかったけど。

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