TOHOシネマズの会員サービスが、シネマイレージからTOHO-ONEに切り替わって、20日が経ちました。
その間にTOHOシネマズで鑑賞したのはまだ3本ですが、だいぶ解ってきたことがあります。
まず気になったのは、ポイントや鑑賞履歴の確認が非常に解りにくくなった、という点。
以前は、TOHOシネマズの公式サイトでログインすれば、トップページにシネマイレージの数値が表示され、そこから会員専用ページに飛べば、履歴がすぐに確認出来ました。しかし新しいサービスでは、特典の内容はすぐに解っても、いまのポイントにどう積み上がっていったのか、がすぐに確認出来ない。合計のポイントを押せば出てくるのですが、そのルートが解りにくい。鑑賞履歴に至っては、公式サイトならページ右上のチケットのピクトグラムを選択すれば出てきますが、これも解りにくい。更に、アプリではアプリで購入した分しか表示されず、他の履歴を参照する方法が、私にはいまだ解りません。
たぶん、それまでシネマイレージを使ってきた人の慣れや、ユーザーがマイページを参照する理由など、利用者に寄り添った思考が出来ないままサービスを始めてしまっている……TOHOシネマズはもともと、サービスを観直す際に利用者の目線に立ってないな、と感じることが多いのですが、ここでもその悪癖が出ている。
一方で、ポイント加算の仕組みと、映画館で利用できる範囲のポイントサービスは、けっこう満足感があります。
好感を覚えるのは、劇場内での買い物に対するポイントの割り当てが、チケット購入で割り当てられるものと同等である、ということ。
チケット購入で割り当てられるポイントは、一般料金の2000円であればおよそ40ポイント。高校生以下、おわび障害者の価格1000円で購入すると、20ポイント割り当てられる。映画6本を鑑賞すれば、1本無料で鑑賞出来る、というのはシネマイレージのときと同様、ということだったため、ふだん障害者料金を活用している私の場合、12本観なきゃ駄目なのかな、と当初は思っていたのです。
が、TOHO-ONEでは、一般料金でのポイント鑑賞には240ポイントが必要となる一方、高校生以下および障害者料金の場合は120ポイントで済むようになった。だから、障害者料金で支払っていても、6本観れば、次は無料で鑑賞出来るわけです。
で、グッズや売店での買い物に対しては、シネマイレージとほぼ同等のサービスで利用できるスタンダード・プランと、その上のプレミアム・プランの場合は、100円につき2ポイントが割り当てられる。私の場合、土曜日に購入したドリンクバー450円で9ポイント、『パリに咲くエトワール』パンフレットとレジ袋の1110円で22ポイント割り当てられている。つまり、1日で31ポイント稼いだことになります――あ、映画そのものはポイントで鑑賞したタメ、加算はされてません。仮に映画も、いつも通り障害者料金で鑑賞していれば20ポイント、合計で51ポイント加算される。
……つまり、この形でパンフレットとドリンクを買っていると、チケットも込みで、障害者料金ならば、実質映画3本でもう1本、無料で鑑賞出来るのです。
一般料金で鑑賞される方でも、私と同じようにドリンクとパンフレットをなるべく買うようにすれば、1本で70ポイントはつく。割引料金のように3本で足りる、というわけではありませんが、4本見れば1本観られて40ポイントお釣りが出る。そのまま重ねていれば、次は3本目で240ポイントに満ちるので、おおよそ7本で2本、無料鑑賞が可能になるわけです。
そう考えると、ポイントの加算については、だいぶお得になった印象があります。シネマイレージはいっとき、上映時間で加算されるシネマイレージで交換できるものが少なく、プレゼントに応募するくらいしか使い道がなく、余りがちでした。サービス変更の直前で、交換できるポップコーンやドリンクのサイズが多彩になりましたが、だいぶ遅きに失した感はあった……もっと早くやっておけば、満足感があったのに。しかし、その点では間違いなく、今回のポイントサービスのリニューアルは良かった、と言い切れる。
ただ、無料鑑賞チケットに必要なポイントと比較して、ドリンクやポップコーンの引き換えに必要なポイントが割高で、どー見てもフードに利用するのが損、という設定になっているのはやや違和感があります。
現状、ドリンクバーとの引き換えには90ポイント必要ですが、障害者料金1000円が120ポイントで引き換えられる、という設定と並べるなら、ドリンクバー450円は50ポイントくらい、せめて60ポイントで交換できるようにしないと、あんまり利用してくれる人はいないのではなかろうか。ポイントが貯まりきらず、期限切れになる前に消化するには使えるものの、ここはもう一度練り直す余地がある気がします。
……でも冷静に考えると、この私の考え方では、一般料金なら2本目でドリンクバーと交換できてお釣りが来る。そうすると、継続的な鑑賞を促すことにはなりにくいので、その辺も考慮したのかも知れません。
まあどっちにしろ、基本ポイントを映画鑑賞と引き換えで使っている分には、お得であることは変わりない。履歴の確認の問題点は気になりますが、ひとまずは納得して利用を続けられそうです。
……もっとも、TOHOシネマズはしばしばサービスを改悪してしまう傾向にあるので、あとあとポイントで交換できるサービスの内容を劣化させるんじゃ、という疑いは拭えないんですが、そのときはまたそのときです。



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