ただいま、年内の作業が大詰めにつき、映画を観に行く余裕はありません。
しかし、外食はしたい。お店のラーメンが食べたい。いちおう、作業が片付いた頃合いに1回は出かけられそうですが、他にもういっかいくらい食べてきたい。
というわけで、午前中、だいたいお店が開くくらいの時間に目標を定めて、出かけてきました。移動手段はバイクです――このところ乗ってなかったので、動かしたかった、というのも理由の一端。
まず透析のクリニックに赴いて、使用済みの針とか血管外科の手紙を提出して、それから錦糸町方面へ。オリナス地下にあるバイク用駐車場は、最初の3時間無料、そのあとも30分で50円と格安の運用なので、食事や映画での利用にはいちばん有り難い。そして、そこから歩いて、錦糸町駅に近い双麺 錦糸町店へ。ここの極太つけ麺が恋しくなっていたので、決め打ちでした。
が、近づくと、シャッターが半分下りている。厭な予感を覚えつつ、更に近づいた。
本日、会議のため、オープン遅くなります、だそうだ。
その場で軽くくずおれそうになりました。今日の目的は食事、しかも決め打ちで脚を運んでいたので、一瞬途方に暮れました。
このまま、いつ開くのか解らないまま待ち続けても仕方ない。錦糸町界隈ではもうひとつ、喜多方食堂 山海というお気に入りの店があるので、そちらで食べよう、と切り替えて、道を戻る――くだんのお店は、オリナスには近いけれど、双麺からだと、駐車場からの道を遡らねばならない。まあ、軽い運動だ、と捉えて、歩いていった。
……こっちは、開いてはいる。しかし、店の外でお客が待ってる。
逡巡しているあいだに、またひとり列に着いてしまった。もういちど少し悩んで、別の店に変更することにしました。喜多方ラーメンは、年内にもういちど食べる(絶対食べる)。ジャンル的に被るので、違うところにしよう。
とはいえ、他には心当たりはない。錦糸町界隈はラーメン店も多いし、チェックはしてますが、多くの店が、いまの気分ではないのです。某店はちょっと塩辛さが合わない、この店はこってりらしいのでやっぱり気分ではない、じゃああの店が気になってたから、と前を通りかかったら、どうも今日は営業している気配がない。
気づいたら、双麺の前に戻っていた。
もう20分ほど経つけれど、まだ開いていない。ただ、そろそろ昼食時だから、少し待っていたら開くかもしれない。店頭にあるメニュー一覧を眺めて思案しているふりをしていたら、あとからやって来た背広姿の3人組のおひとりが、シャッタをくぐり、中を覗いている。
どうやら、お店の方が気づいてくれたらしい。慌ててシャッターを開けに来た。これ幸いと、お三方に続いて、どさくさ紛れに入店してしまいました。
慌てた結果、券売機の表示を見誤り、目当ての極太つけ麺ではなく、ラーメンのほうを注文してしまったことに、提供されてから気づきましたが、まあもう遅い。ここのラーメンも充分に美味しいので、そのまんま大人しくいただく。
退店のとき、ポイントカードが満杯になりそうだった時期、集中的に訪問したあたりで、私の顔を覚えてくれていたお店の方が、「良いお年を」と仰言ったので、こちらも同じ言葉を返す。右往左往させられましたし、目当ての極太つけ麺は食べ損なったけれど、気分は悪くありません。
……しかし、思わぬ歩きが発生したせいか、家に帰ってから疲れが噴き出して、予定より長く仮眠を取ってしまった。次回の診察に合わせた採血の都合により、年末年始に限り、木曜日を透析休みにしたところだったので、夕方、多少寝過ごしても問題はない、とはいえ。
その後、壊れたインターフォンの代用として母が購入してきたチャイムの設置に手間取ったり、延期になっていた酒林堂八雲のチケットが、25日10時から販売が始まっている、と気づいて、大慌てで購入したり、としていたので、気分的にはぜんっぜん落ち着いておりません。何故こんなに慌ただしいのだ。年の瀬だからか。内容が年の瀬っぽくないのだが。
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