焼きあご塩らー麺 たかはし 新宿歌舞伎町店の冬季限定メニューを食べてみた。

 12月21日のレポート。

 当日のブログにも記していますが、当初は映画館と同じ建物の1階、飲食店が並ぶ一画に入ってきた鶏白湯らーめん自由が丘 蔭山をまず訪ねてみた。しかし、何故か閉まっている――あとで調べてみたところ、前日で年内の営業を終了していたらしい。早っ。来年も1月いっぱいは休業、と書いてあるあたり、改装するとか、ネットであまり評判のよくない従業員教育に費やすのかも知れません。味は嫌いではなかったから、撤退しなければいいんですが。
 続いて訪ねてみたのは、麺匠 竹虎 本店。ブログに“ramen”の項を用意する遙か以前にいちど食べて、けっこう好みだったんですが、この界隈は深夜イベントの前に訪ねることが多く、そのタイミングでは混雑していることが多く長らくご無沙汰でした。久々に訪ねて、ちゃんとレポートを書いておこう、と思ったら……正面がベニヤ板で塞がれている。こっちはまさかの閉店か、と暗澹としましたが、調べてみたらなんと、1ヶ月前に車が突っ込んで休業を余儀なくされてたらしい……復活したら改めて来ます。このお店はすぐ近くに支店があり、そちらは営業中だったようでしたが、場所がよく解らなかったため通り過ぎてしまった。

 うろうろしているうちに空腹も募ってきた。それゆえに、この界隈ではいちばんよく訪れている、焼きあご塩らー麺 たかはし 新宿歌舞伎町店に足を運んだわけです。
 店名にも掲げられているお馴染みのメニューで済ます、つもりでしたが、注文用のタブレットに表示された“冬季限定メニュー”が私にはなかなか魅力的に映ってしまい、衝動的にこちらを注文。ブログのネタにも出来るし!

焼きあご塩らー麺 たかはし 新宿歌舞伎町店の焼きあご味噌らー麺、岩のりトッピング。

 というわけでこの日いただいたのは、冬季限定メニューの焼きあご味噌らー麺です。そして毎度ながらトッピングに岩のりを追加。
 ヴィジュアルはかなり王道の味噌ラーメンです。具材はモヤシと青ネギに糸唐辛子、刻んだキクラゲにチャーシュー。
 ……しかし、ちゃんと《たかはし》の味なんだな。
 出汁が塩らー麺と同じ焼きあごだしなので、独特の香ばしさと風味がしっかり感じられる。しかしその代わり、スープをちょっと啜るだけで身体が温まります。味噌もさることながら、浮かせた背脂も奏功しているのかも知れません。塩らー麺と同じと思われる中太の縮れ麺のもちもち感とも相性がよく、普通に味噌ラーメンとして私の好きなタイプの味わい。
 ひとつだけ残念だったのは、チャーシューの固さ。肉感と脂のとろりとした濃厚さは楽しめるんですが、ややパサついていて、ひたすらにスープを活かしている他の具材と比べるとちと浮いている。たかはしの通常メニューで提供するローストビーフ風のチャーシューではたぶん合わない、というのも解るんですが、もうちょっと研究の余地はあったかも。
 しかし、相変わらず箸の止まらない美味しさ。毎度の如くプラスしてしまった岩のりとの相性もよく、今回も危うくスープを完飲してしまうところでした……そんなことするくらいなら、ご飯を一緒に注文して、残ったスープと卓上の調味料を駆使してシメのお茶漬けにして食べた方がまだましだ。いや違うか。
 冬季限定メニューは来年2月いっぱいまで提供されるそうです。そのあいだにもう1回は来ようか、と思うくらいには美味しかった……ただ、最近ここを信用しすぎるあまり、TOHOシネマズ新宿で映画を観るとかなりの率でここに来てしまうんだよなあ。新宿界隈はまだまだ未訪問のお店があることを思うと、なかなかに悩ましい。

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