それでも土曜は映画を観る日。

 もはや意地である。

 とりあえず一眠り、正午近くに起床すると洗顔・歯磨き・入浴を速やかに済ませて昼食を摂りに近所の店へ。家に戻ってもう少し休息を取り、だいぶ人心地がついたところで一気呵成に『バッド・エデュケーション』の感想を書き上げ、取り急ぎアップと告知だけして、ふたたび家を出る。今度はバイクにて、銀座方面へ。

 小屋は、昨晩のテアトルタイムズスクエアほどではないが、こちらも一年と半月ぶりぐらいの訪問となる東劇。作品は、アシュトン・カッチャー主演、あまりにも有名なカオス理論を題名に用いたSF的作品バタフライ・エフェクト』(Art Port・配給)。随分と日本での公開まで時間がかかったぶん、変な期待をしていたのですが――いや、期待通り、なかなかの作品でした。SFミステリ、という捉え方をしていましたが、本質はどうも青春映画と言ってよさそう。基本設定が把握できた段階で最後の着地点は想像できましたが、その過程の悲惨な成り行き、そしてラストのさりげなくも深い余韻を残す描写が秀逸。第一級、と呼ぶにはちょっと問題も感じますし若干物足りなさもあるのですが、個人的に今年観た作品のなかでは『エターナル・サンシャイン』に次いで、理屈抜きで好きな作品と言い切ります。詳しい感想は後日、このへんに。さすがにもう今夜は書く気力残ってないっす。

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