『がんばれ!ベアーズ <ニュー・シーズン>』監督・製作:リチャード・リンクレイター/主演:ビリー・ボブ・ソーントン/配給:UIP Japan

 夕方になってまたしても映画鑑賞に赴きました。

 本日の劇場は、日比谷みゆき座――東宝本社に入っていたほうは今年の春に閉館してしまいましたが、日比谷スカラ座2が名義のみを引き継いだのです。最近、ここでかかっている映画は大抵六本木と被っており、ポイント欲しさにだいたい向こうを選んでしまっている都合上、訪れたのは今年あたまの『レイクサイドマーダーケース』以来だから実に八ヶ月ぶり、名義を継承してからは初めてとなります。窓口は従来通り旧スカラ座1と共通ですし、特に場内に手を入れたという話は聞かないので、別に違和感は抱かないだろう、と思っていたのです――が。

 ……うわー、おばさま方がいっぱーい。

 そういやスカラ座のほうでは某人気韓国俳優の最新作がかかっていたことをすっきり忘れていた。加えて場内には様々な展示物が用意されていて、そこここに人が集っている。とりわけ、地下の劇場出入り口の外に設けられた展示スペースなど、場内からずーっと列が延びている始末。先週までは新みゆき座のほうで『ランド・オブ・ザ・デッド』がかかっていて、ここで観た人の感想を読むと一様に「居たたまれない」といった趣旨の記述があり、まさかそんなに酷くはなかろー、と高を括っていたのですが……本気で居たたまれませんでした。同じ作品を観に来た親子連れでさえ心なしか居心地は悪そうでした。

 それは兎も角、本日鑑賞したのは『スクール・オブ・ロック』のリチャード・リンクレイター監督、『バッド・サンタ』のビリー・ボブ・ソーントン主演による、往年の大ヒット野球コメディ・シリーズのリメイクがんばれ!ベアーズ <ニュー・シーズン>』(UIP Japan・配給)。何せ近頃アベレージ・ヒッターと化しているリンクレイター監督にダメ中年役をやらせて超一級のビリー・ボブという組み合わせですからまったく不安は抱いていなかったのですが、もう文句なしの娯楽映画でした。観ているあいだ痛快な気分になれて後腐れ一切なし。詳しい感想は、「金を盗まれたことには気づいてないらしい。」からどうぞ。

 これで今年劇場で鑑賞した映画は九十九本。今週末、百本目に到達します。もう観るものは決めてあるぞっていうかチケットも確保済だ楽しみだー!

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