『ぱにぽにだっしゅ!』第拾八話 果報は寝て待て

 予定通りなら来週からまた新しいOPになるはずなので、きっと今回は『ルーレット☆ルーレット』しかも桃瀬くるみヴァージョンだろう、と睨んでいたのですが――普通に一条さんヴァージョンだったよ。くるみ……。

 メソウサがいきなり遭遇した疫病神(見習い)に、額に時限爆弾を埋め込まれてしまって往生する話。微妙に萌えを狙ったと思しい疫病神というゲストのほか、あまり露出のないC組以外の生徒が大挙していてかなりお得な印象。『まろまゆ』の喫茶店エトワール登場以降、モノクロのスクリーントーンを駆使したかなり挑戦的なヴィジュアルで再現されているのが意味が解りません。どうしてそこでそんな意欲的なことを。

 しかしお話としては結構好きな出来でした。教師と未確認生物を除くほとんどのキャラクターが顔を連ね、らしい見せ場が用意されている。まあ、それをただ単にメソウサの行動に絡めただけという見方も出来ますが、ちゃんと話が繋がっているだけこのシリーズではマシです。もうひとつぐらいフォローはしておいて欲しかったが、そうせずに次週からはまたいつも通りの生活*1が始まるのも、『ぱにぽにだっしゅ!』だからこそ許されることですし。

 ……しかしこれ、結果的に誰よりも不幸だったのは、演劇部の着ぐるみ娘・芹沢茜だったと思うんですけど。どうせ来週は無傷で復活するメインキャストたちよりずっと可哀想だよな。

 どうでもいいが、金田一耕助シリーズ(映画版)に登場する等々力警部のパロディなんてのまで繰り出してきやがったのにはいささか度肝を抜かれました。

*1:アレを“いつもどおり”と呼んでいいのかは甚だ疑問ではあるが。

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