『Dr.コトー診療所2006』第3話

 彩佳(柴咲コウ)が勉強と癌治療のため東京に旅立った。あとを任された形のミナ(蒼井優)は、だが初日の醜態がすっかり島中に広まってしまっていて、不審を抱かれている。加えて、開催された予防注射で、小沢先生(光石研)の娘・ひな(尾粼千瑛)の腕に痣を作ってしまったことでいよいよ評判を落としてしまう。だが、間もなくひなは、血小板が減少して血が固まりにくくなる病気を患っていたことが判明する……

 毎回感想を書く必要があるのか、と思うくらい驚異の安定感。これまでの出来事を踏まえたミナの窮地に、絶妙のタイミングで原作の代表的なエピソードを織りこみつつ独自に膨らませたストーリーを展開してくる。まさか教師一家がここで登場するとは思ってませんでした。

 だいたい、先週の予告編でだいたい筋が想像できたように思っていたのですが、それだけで済ませていないのが見事です。原(時任三郎)の事件なんか随分と引っ張ったもんなあ。今後は彩佳の治療と並行して、この親子の苦難も描かれていくのでしょう。気懸かりであると同時に、否応なく次を待ってしまいます。どう決着をつけていくやら。

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