新耳袋トークライブ56

 昨晩の続き。

 この夏最後となる新耳袋トークライブは、冒頭で高々と木原浩勝氏が明言したとおりに、久々に話尽くしの回でした。第一部は例によって宣伝と、近ごろ恒例となってしまったお笑い企画がメインでしたが、第二部以降は西浦和也氏に、こちらも近ごろ常連と化した某グラビアアイドル*1を加えて、未発表のエピソードを繰り出してきました。

 そして改めて某グラビアアイドルの潜在能力の高さを思い知りました。今回出してきた新しいネタはいずれも他所で似たような話を聞いたことがありますが、いずれも第三者が一緒に体験していること、微妙に変化がありながらも不自然さがまるでないなど、完成度も信憑性も高い。しかし、「これは話すと笑われるから伏せていた」という話はさすがに行きすぎでした。いや、確かに無茶苦茶面白かったのですが、情報を出すタイミングを間違えたせいで、意識して面白い方向に話を捏造しているように聞こえてしまいました――仮にそうだったとしても、語りの巧さは否定すべくもありませんが。ほかに、未発表の怪奇映像もありましたが、こちらはちょっと微妙な印象。モニターのせいか素材が古すぎるせいか、あんまりしっかりと見えなかったのです。

 第三部はグラビアアイドルにいったんお笑いネタを堪えてもらって、西浦氏の小ネタと、木原氏の仕込んできた大ネタ。木原氏のネタは自信作なだけあって、なかなかインパクトが強かった。今回、グラビアアイドルの猛威が吹き荒れたせいで、話が多かったわりに印象に残りにくいのが難で、こと西浦氏の話はあまりに小粒すぎたせいか――出来自体は悪くなかった覚えがあるのですが――ほとんど記憶に留まってませんが、しかし木原氏の大ネタと、怪談に突入して最初に出してきたエピソードが短くもイメージが鮮烈かつ強烈で出色でした。実験が行きすぎて方向性を見誤った感のある前回に比べて、オーソドックスな怪談イベントの趣が強い内容になり、なかなか満足。

 夏のラッシュはこれにて終了。次は10月だそうですが、某グラビアアイドルには引き続き参加していただきたいものです。本気で惚れそうですよあなた。

*1:未だに名前を出していいのかどうか判断に迷ってます。あのキャラは狭い範囲で愛でて、表面的には別の顔を装っていた方がいいような気が。

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