買って一日で読み終わる、なんて最近は怪談本でしか経験したことのないパターンですが、予習のために頑張りました。そもそも東野作品は読みやすいんですが。
今更ながら初刊時の高い評価のわけが理解できました。ああ、これは確かに傑作。個人的には東野版『黒いトランク』という印象。むろん、表現は遥かに洗練されているわけですが。あと、基本的なトリックや構成を崩さなくても、ドラマ版オリジナルである、柴咲コウ演じる内海というキャラクターを導入しやすいというのも確認。……そう思ったところで、実物がそこまで忠実にやっているかは解りませんが。
ともあれ、原作を読み終えたことでよけいに映像版の脚色や完成度に興味が湧いたので、なるべく明日観てくるつもりです。しかし石神役に堤真一というのは、再現性よりも演技力や知名度を優先したのだろーか。
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