何のことかというと、今年に入って、お金を払って映画を観た回数が、です。1回は試写会ですから、フリーパスの恩恵に被ったのは実に19本……昨年末の『地球が静止した日』もそうですから、20本をタダで観たことになります。そりゃ幾ら映画好きでも消耗するわ……。
とにかく、フリーパスは切れても本日は封切り日なので、変わらずに映画鑑賞に赴きました。但し劇場は、今年に入って初めてとなるTOHOシネマズ六本木ヒルズを選択。もっとも、西新井までの移動に利用している足が強風で止まっていたので、たぶん西新井に行くつもりになっていたとしてもこっちに切り替えてましたけど。
鑑賞したのは、まあ言わずもがなでしょうが、ベニチオ・デル・トロが主演と製作を兼ね、稀代の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの姿を克明に蘇らせた二部作の後篇『チェ 39歳 別れの手紙』(GAGA Communications×日活・配給)。前篇よりも更にストイック、そして失敗に終わった革命を描いているだけにカタルシスも乏しく重々しい作品ですが、でもこれは観て良かった。時間をかけてじっくり作り込んだ製作者達に拍手。
しかし、行きも帰りもあまりに風が強く、外でiPhoneを構えていると危なそうだったために、いつもは鑑賞の記録として外の大判のポスターを撮影していたのを、本日に限り屋内にある上映作品の案内板で済ませてしまいました。図柄は同じなんでしょうけれど、なんか寂しい。そもそも朝、着いた時点では、劇場の側でも同様に強風の中での作業を厭ったのか、表に出ていたポスターはまだ『28歳の革命』のまんまだったから撮影を諦めた、という事情もあったりする。帰りの時点でちゃんと差し換えていたのかどうかは、確認しなかったので解りません。
昼食はいつも立ち寄るラーメン屋で済ませ、そのまま寄り道せずに帰宅。……いやもう、さすがにそろそろゆっくりしたいし。
来月は、半分以下のペースに落とします――それでも月10本に近い線は維持するつもりですが、何日も続けて劇場に足を運んだり、2日も3日も立て続けにハシゴはしません。
コメント