『夏のあらし!』第4話〜第7話

 第3話を録画し忘れて以来、ずーっとハードディスクの肥やしにしてましたが、昨晩、映画感想など書きつつ一気に鑑賞。

 やっぱり実験的趣向はあるのだけど、それが作風と合致しているのであまり目立たなくなってます。『さよなら絶望先生』ぐらいカッ飛んだのが好きな目にはちと物足りない、けどそのぶんOPにEDでフォローしてくれているので問題なし。

 むしろ気になったのは、5話から7話、一はおろかあらしも脇に退いて、すっかり潤が中心人物になっていること。あらゆる状況をあっさり受け入れてしまう一たちより、そもそも男装の少女という立ち位置からして複雑、内面も色々と鬱屈している彼女の目から描く方が物語は深まっていますし、実際タイムトリップへの嫌悪感に戦時に対する感情、鬱屈した女性観とか、なかなか面白い語り口にはなってるんですけど、立て続けに観ているとこの話の主役誰だ、と思ってしまうわけです。アニメ版としての着地点を何処に定めているのかも解らないし。

 ただまあ、それでも潤視点の話は、ちょっとナレーションを使いすぎているのが個人的にはマイナス点ですがそこを除けば充分面白いし、肝心なところであらしと一も活躍しているので、今のところそんなに気にする必要ないのかも。

 そして何より、加奈子とやよゐの“ある作品”談義が本筋よりも楽しみで仕方ないので、これだけのためにでも最後まで付き合えそうです。しかし漫画ばっかり読んでるな加奈子さん。

コメント

タイトルとURLをコピーしました