『E.T.』から1日おいて、本日は《赤の50本》鑑賞のために日比谷のTOHOシネマズみゆき座へ。いちおう天気予報を睨んで、雨の恐れの少ない日を選んで予定を組んでいたのですが、間近になって、ほとんどの天気予報は大丈夫と謳っているのに一部が不穏な予報を唱えはじめて、これは電車で行くべきかしら、と悩みつつ、結局ままよとばかり自転車で移動しました。結果的にはそれで合っていたんですが、なんだったんだあの予報は。
今週の《赤の50本》は誰もがその名を知る娯楽映画の大傑作『大脱走』(日本ユナイテッド・アーティスツ配給)。これはさすがの私も1回は観ておいたほうがいいだろう、と思い、だいぶ前にDVDを購入していたのですが、なかなか手がつけられないうちに時間が経ち、ようやく観ようかと考えはじめた頃に、午前十時の映画祭を集中的に観るようになったため、これで鑑賞することを選んだのです。2年目のスケジュールが出揃う前にそう決めたので、実に数ヶ月の悲願だったりする。――まあそれ以前に、買ってから観ずにいた期間が何年もあるので、ぶっちゃけ単なる言い訳ですが!
作業が詰まっていたために前夜も4時過ぎまで取り組んでいて寝不足だったにも拘わらず、最後まで眠る気がしなかった、ということが出来映えを証明していると思う。とにかくすべてがあっという間に感じる面白さ。話としては単純なんですが、ディテールが緻密で、人物像も魅力的。ラストシーンの不思議な清々しさまで含めて、隙のない傑作でした。
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