レンタルDVD鑑賞日記その268。

  • 『ほんとにあった!呪いのビデオ24』(BROADWAY[発売])

 定番シリーズの復習です……が、この巻を選んだのは、つい先日、とあるテレビ番組にて、紹介されていた怪奇映像が、ここで「呪われる可能性がある」として仔細にレポートしていたものだったからだったりして。テレビのほうではしごくあっさりとした扱いでしたが、あれで良かったのか、と疑問に思ったため、借りてみた次第。

 ……やっぱり、これは安易に紹介しちゃいけなかったんじゃなかろうか。実際には特に影響がなかったからあっさり提供したのかも知れませんが、お陰で本篇の価値が下がった感がある。しかもあの映像、レポート込みで不気味さが増しているというのに。映像自体は比較的粒が揃っている巻でもあるので、どうにももったいない。

  • 『ネットから削除された禁断動画 Not Found4』(アムモ98)

 この手の衝撃映像ものでは比較的高く評価しているシリーズ……なのですが、冒頭いきなり肝心のシーンを伏せている時点から察せられる通り、いささか迷走気味。前巻までは、ネットから削除された事情まで含めて興味深い、というネタが多かったのに、今回はそもそもネットから削除された、という大前提が欠けているものが幾つかある……まあ、そこからネタを拾うのが大変なのは察しがつきますが、ネット公開ではなくスタッフに直接届けられた映像が含まれていたり、そもそも映像が存在しないツチノコ探しがあったり、と視点がぶれてしまっている。いや、後者はある意味で面白かったんですが、こういうネタにするならフォーマットを変えないと。

 コント職人バナナマンが2003年に行った全国ライヴのうち、東京での公演を収録した作品。基本的には安定した仕上がりなんですが、個人的にはややいまいち。このあとの連作のような構成の巧みさ、ミステリめいたネタなどがないので、ちょっと緩く感じられたのです。それでも、ネタそれぞれの完成度は高い。傑作選にて再演されている“Loser”がやはりいちばん上出来かも。

 以上、昨日までに鑑賞した怪奇もの&お笑いDVDの感想でした。

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