タイタン２本立て。

　昨日まで不調が続き、予定より作業が遅れ気味だったので、本当は自宅に籠もっていた方が良かったのですが、既にチケットを押さえてあったし、この不調はむしろ気分転換をしたほうがいいように感じたので、午後からお出かけ。行き先は六本木ですが、陽気が芳しくないので電車にて移動。

　TOHOシネマズ六本木ヒルズにて、まず鑑賞したのは、古代ギリシャの神々の戦いを描いたシリーズ第２作『タイタンの逆襲（３Ｄ・字幕）』(Warner Bros.配給)。

　……うーん、残念ながらいまひとつ。いくらファンタジーと言っても、細かなエピソードの繋がりがちょっと緩すぎる。どこに主題を設定したかったのか察しはつきますが、そのための掘り下げがまるで足りないのです。前作よりも３Ｄを意識して撮っているようで、色調や構図は悪くないし、クライマックスの対巨神戦は大スクリーンでこそ愉しめるインパクトがありますが、全体の半端な印象は拭えませんでした。

　鑑賞後、同じフロアの別スクリーンへすぐさま移動、僅か20分ほどの間を置いて鑑賞したのは――実は映画ではありません。以前からTOHOシネマズ系列で実施している、爆笑問題が所属事務所・タイタンの芸人に、ゲストも加えて行っているライブを同時中継するイベント『爆笑問題withタイタンシネマライブ#16』です。前々から興味があったのですが、今回たまたま売り出し直後に存在に気づき、衝動的にチケットを押さえていました。

　基本的にお笑いは嫌いではないけどライブで鑑賞したことはなく、どんな雰囲気か若干緊張しつつ座席に着いたのですが、始まったらさほど気になりませんでした。全12組、いずれも面白かった。パペットマペットや長井秀和のように、最近テレビでは（私は）あんまりお目にかからないなー、と思っていた芸人から、正直まったく知らなかった芸人まで、何だかんだでけっこう笑わせていただきました。爆笑問題を別格とすると、個人的に好印象だったのはインスタントジョンソンと、村上ショージ師匠でした――どっちも即興勝負、みたいなところが強かったのですけれど。

　前説では、衛星中継のため、天候不順の影響で障害があるかも、という断りがありましたが、概ね問題なし。素直に笑えた分、本当にいい気分転換になりました。思いのほか愉しかったので、今後もタイミングが合えばまた足を運びたい。