本日の見出し&最近のお買い物

  1. SUGAR BABE『SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-』(niagara RECORDS/WARNER MUSIC JAPAN) [amazon]
  2. 筋肉少女帯『混ぜるな危険【通常盤】(徳間ジャパンコミュニケーションズ/1と2、CD) [amazon|初回限定盤:amazon]

 報告してないだけでそこそこ色々買ってますが、とりあえずどーしても触れておきたいこれだけ触れてネタにしておきます。

 見出しにも引用した1は、山下達郎大貫妙子らが所属し、大瀧詠一率いるナイアガラ・レーベル第1弾としてデビューした伝説のバンド SUGAR BABE 唯一のアルバムを、発売40周年を記念して復刻したもの。

 復刻と言っても、実は10年前にもリマスターおよびボーナストラックを追加して発売していて、これが現役で流通している。なのに復刻したのは、節目だから、というのも勿論のこと、一昨年に急逝した大瀧詠一の意向を汲んだものでもあるそうです。30周年の際にリマスターを担当した、オリジナルのプロデューサーである大瀧が、40周年には山下達郎がリミックスしたほうがいい旨の発言をしていたらしい。

 しかしこれ、単純に再度のリマスターとボーナストラックの差し替えに留まらず、リミックスまで加えている。但しリミックスといっても、一般のそれのようにアレンジの変更や楽器の差し替えをしているわけではない、という話をラジオでさんざんしていたので、いったいどういうことなのか、発売を楽しみにしていたのですが――聴いて解った。録音当時はどうしても複数の演奏をひとつのトラックにまとめねばならなかったものを、残存するマスターをもとに解体、ひとつひとつの楽器の音がよりクリアに聴こえるように調整されている。

 もともとのレコードの状態を留めているリマスター版には、その独特の味があるのも確かなのですが、リミックス版は演奏がやたらとクリアで、まるで間近で演奏を聴いているかのような感覚さえ味わえる。オリジナルもいいんですけど、このリミックス版の凄さに、そっちばっかり聴いてしまいます。自らも優れたエンジニアであった大瀧詠一がしっかりかつての音源を残して管理し、それをミックスに強いこだわりを保ち続ける山下達郎が受け継いだからこそのクオリティ。いま聴いても優秀なポップ・アルバムがこのレベルで温存され、更に後生に残されるよう配慮を施されている事実が感動的ですらあります。

 まだ当時はデビューしたて故に、公式のライブ音源が数少なく、結果としてボーナストラックは、まあまあそんな感じね、という程度の音質ですが、山下自身が「当時最高の演奏だった」と自認する音源も含めていて、こちらもまたファンには貴重。ブックレットの情報量も豊富で、隅々まで楽しめるアルバムとなっております。

 ……で、ついでになっちゃいましたけど、2も楽しみにしてたんですよ。こちらは現在放映中のアニメ『うしおととら』のオープニングテーマです。限定盤にはライヴDVDが同梱されてますが、そこまではいらない、というよりジャケットに原作者藤田和日郎のイラストをあしらっている通常盤のほうに惹かれたので。

 しかしこの曲、クレジットを読んで驚いたのですが、コーラスに扇愛奈の名前がある――TVサイズでは使用されていないコーラス部分で参加していたらしい。現在、扇が加わっているバンドが筋少メンバーや関連バンドと重なっているのは知ってましたけど、ここにも参加してたのか。

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