第88回アカデミー賞受賞作一覧

 今年もリアルタイムで更新しておりました。結果が出揃ったので、ノミネート作品のときと同じ独自の並べ方でまとめなおしてお届けします。

 もうディカプリオの主演男優賞受賞だけでお腹いっぱいの感がありますが、見所は多い回でした。

 実はディカプリオ以上に衝撃的だったのは、超ヴェテラン、映画史に残るスコアも多数手懸けているエンニオ・モリコーネがここに来て初受賞したこと。世評の高さの割にはあんまり重視されなかった『ヘイトフル・エイト』ですが、これだけでもタラちゃんはいい仕事をしたと思う。

 技術系は、エマニュエル・ルベツキの3年連続受賞という快挙と、技術系で『マッドマックス』が圧倒したのが凄い。まあよくよく考えれば、裏方の苦労が素晴らしい映画だったのは確かなので、当然と言えましょう。

 とはいえいちばん驚いたのは作品賞。流れからは『レヴェナント』、対抗で『マッドマックス』かな、と思っていたら、脚本賞とのコンボでいきなり『スポットライト』が挙がってきた。テーマ、内容的には確かに優れた作品らしいので、公開を楽しみにしております。脚色賞の『マネー・ショート』も押さえねば。

 残念なのは、スタローンが助演男優賞を逃したことですが、しかし直前に『ブリッジ・オブ・スパイ』を鑑賞した私には、マーク・ライランスの受賞は納得でした。既に公開は終了しつつありますが、観れば納得がいくはずなので、歯噛みしている人は観て、お願い。

 ちなみに今年は初めてオンデマンドでのライヴ配信を実施してくれたので、両親の部屋に居座ることなく、自分の部屋で視聴しながらの更新となりました。序盤とか、目玉の主演男優賞発表のあたりで映像が飛んだりしましたが、おおむねストレスなく鑑賞できました。

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