ぞろ目の代償。

 以前は時期がまちまちでけっこう負担だったのですが、最近の新耳袋トークライブの前売り券は発売開始が前回イベントの翌土曜日、というペースが確立してます。なので、イベントの中で発表を忘れてても、ちゃんと調べて当日にはチケット確保のために最寄りのローソンに行く、というのがルーティーンになっています。

 出かけるときには既に雨が降っていました。足許に用心をすれば、それほど濡れることもない、という程度の雨だったのです――ローソンに着くまでは。問題は、チケットを確保したあとでした。

 店を出て、少し移動したら、烟るくらいの降りになってしまった。

 まだ10時台で開いている店もなく、そもそも雨やどりをしてもいつ止むという保証もなかったので、ひたすら家路を急いだのですが、最寄りと言ってもうちの近所はローソンがやけに少なく、普通に歩いても15分は最低でもかかる。この雨降りの中では余計に時間がかかります。差していた傘はあまり上等とは言えず、いつしか骨の中心からもぽたぽたと水の滴るのをこらえて家に辿り着いたときには悲惨な有様でした。靴も靴下もベチョベチョ、ジーパンの裾はじっとりと重くなっている。身体は可能な限り防ぎましたが、シャツの左肩はずぶ濡れでした。出かける前に着替えたばかりですが、服はジーパンも含めてぜんぶ洗濯カゴ行きにしました。

 幸いだったのは、チケットを収めたウエストバッグはかなり庇ったお陰で、表面は濡れていますが中身は無事、チケットも水濡れの影響を受けずに済みました。そこまでして確保したチケットの整理番号は1番。111回目のイベントの1番です。……まあ去年から年間パスを獲得した方が優先して入場しているため、実質は31番なんですが、それでも番号が若いに越したことはないし、回数から含めてぞろ目、というのがちょっと嬉しい。

 そのささやかな幸運の代償が土砂降りだと思えば、納得は――いきませんけどね! 納得できませんけどね!!

 なお、私が帰宅して小一時間ほどで雨は止みました。私よりも前に出かけて美容院に行っていた母なんか、特に濡れもせず帰ってきました。どういうことだ。

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