フリーパスの最後は、最凶の笑顔で。

 先月の13日に発行したTOHOシネマズのフリーパスも本日で期限です。体調や時間の都合によってあんまり出かけられず、本数は稼げませんでしたが、最後は「これは必ず観る」と心に決めていた作品で締めることに。

 行き先は、今回のフリーパスを発行したTOHOシネマズ新宿です。お目当ての作品の第1回上映は8時45分と、出かけるのにだいぶ慌てなきゃいけない時間帯だったので、大人しく2本目を鑑賞することに。またぞろ陽気が怪しくなっているので、大事を取って移動も電車です。

 鑑賞したのは、本格始動したDCコミックの“ジャスティス・リーグ”に連なる作品の第2作(実質は第3作)、“悪には悪を”という目論見で、非常事態の収拾に、捕らえられた悪党たちを使い捨ての部隊として送り込む、という過激な作戦を描いたスーサイド・スクワッド(字幕・3D・IMAX)』(Warner Bros.配給)。本当はこっちを土曜日の封切り日に鑑賞して、締めに『参勤交代』を観る目論見だったんですが、IMAX版のチケットが金曜日あたりでほとんど埋まっていたので先送りにした次第。まだ混んでますが、幸いに私にとってはいい席が取れました。

 面白かった、と評するのに躊躇いはないんですが、正直なところ色々と勿体ない、とも感じる作品。せっかくの悪党の集まりなのに、ヒリヒリした展開は半分くらいまでで、終盤はけっきょく“はみ出し者のヒーロー”の集まりみたいになってしまった。あれはあれで楽しいしスカッとはするんですが、もうちょっとギリギリまで、と相容れない者たちの際どいやり取りがあっても良かったような。また、ジャレッド・レトジョーカーも、佇まいはいいのですが、ハーレイ・クインというヒロインを噛ませたことにより、やっぱりヒース・レジャーの突き抜けた狂気に比べると丸い、という印象を強めてしまっている。出番をだいぶ削られつつも、レトは続投に前向きらしいので、引き続き登場してくれそうなのは有り難いんですけど。

 ただ、『サボタージュ』『フューリー』など、ストーリーで熱量を上げつつアクションを重量感たっぷりに描く、というスタイルを見せてきたデヴィッド・エアー監督らしく、アクションシーンはかなり楽しい。何より、自由奔放なハーレイ・クインの魅力は充分に出ているので、映画館で楽しむエンタテインメントとしては優秀だと思います。

 上映終了の時間がちょっと遅めなのと、このところいささか胃がもたれ気味だったこともあり、外食はやめて、用足しをしつつも自宅近所のファストフードにてごく軽めに買って帰宅。

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