嬉しいけどどうしよう。

 父の逝去で終盤非常にバタバタした2016年も間もなく暮れます。

 喪中なので基本的に年始の準備はないのですが、それでも私が好きなので雑煮くらいは食べます。そして、年越し蕎麦は欲しい。

 ところが困ったことに、我が家の行きつけで、長年にわたって年越し蕎麦を買いに行っていたお店に、最近営業している形跡がない。今年の夏くらいだったか、行こうと思って電話で連絡すると、最初の店主が亡くなったあとも店を守っていたおかみさんが、「店を続けるか解らない」という話をされて、この秋頃に直接店のほうを訪ねてみると、実際に営業を止めている様子でした。

 張り紙などがなく、閉店したのか判断することも出来ず、かといって既に営業をやめているとしたら、ゆっくりしているところへ電話で問い合わせをするのも気が引ける。頭を悩ませているうちに年の瀬も押し詰まってきた。

 お店は家族の方で経営されていました。もしご家庭の事情から判断して閉店を決意されたなら仕方ない。とはいえ、やっぱり一番好きなお店だったので、どうにも未練がある。1度だけ、やっているかやっていないかだけ確認させてもらって、もし営業しているなら予約させてもらおう、というつもりで、昨日、遂に思いきって電話をかけました。

 現在改装中で、年明けの1月7日あたりから再開する予定だそうです。

 詳しい事情はあえて聞いてません。とりあえず贔屓にしていたひとりとして、素直に再開を喜びたい。

 ……が、嬉しいのと同時に、改めて困ったことになってしまいました。

 年越し蕎麦、どうしよう。

 ほんとーに毎年、ここで買っていたため、よそで買うことを考えたことがありません。半ば諦めていたので、どこか別の店を探さないと、という話は母としてましたが、未だに具体的なアイディアはない。

 大晦日だけ前倒しで営業してくれないかなー……というのは無茶な注文だ、と思うので、大人しく別のところで探すことにします。そのぶん、営業を再開したら、なるべく早く駆けつけるつもりです。ああいまから年明けが楽しみだ。

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