レンタルDVD鑑賞日記その544。

  • 『ネットから削除された禁断動画 Not Found スタッフによるベスト・セレクション パート1』(アムモ98)

 昨年6月リリース、2011年よりリリースが始まり、5年間で25作にも及んだシリーズから、スタッフが選んだ傑作をまとめた総集編。この巻では、シリーズ初期に発表された作品を中心に選んでいる。流出した隠しカメラ映像が捉えた惨劇“盗撮”、カウンセラーを取材するドキュメンタリーの撮影中に発生した思わぬ出来事“自殺1分前”、怪奇現象の起きる部屋にスタッフが体当たり取材を敢行した“誰もいない部屋から”など8篇を、スタッフのコメントと共に収録。

 内容はさておき、初めてアムモ98のプロデューサーである小田泰之という人物が登場してきたのにビックリ。『XXX』などでもプロデューサーを務める、近年この類の怪奇ドキュメンタリーの仕掛け人筆頭みたいな方ですが、顔出しはしないと思ってた。

 それはさておき、さすがにベスト・セレクションと銘打つだけあってなかなか粒は揃っていて、見応えはある。シリーズが続くにつれて、変にAD杉本をフィーチャーしすぎたり、ディレクターがマヌケっぷりを露呈したり、という微妙な部分が増えてしまったのが難点のこのシリーズですが、しかしこういう形でまとめるとその辺はあまり気にならない。初期だから、というのもあるんでしょうけど。

 ただ、その一方で、こういうのをやたらと見まくってしまった私には、一部エピソードで登場人物の言動がやたらと不自然なのが思いのほか引っかかったりする。“自殺1分前”のカウンセラーや、“怪奇! 夢を撮影する男”の中心人物なんかは特に物言いが台詞っぽくて、見ていてちょっとイライラするほどでした。

 しかしまあ、これに収録されているのは、そういう不自然さを計算に入れても面白く見られるエピソードばかりなので、下手に新作を見るよりは、こっちを借りたほうがいいかも。

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